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幹部は「ユーザーの民度が低いから手本を見せているんだ」と開き直り

 さらに「トークルーム作成&運営方法詳細」では、プロフィールについて〈LINE社員が運営していると想像されないような、ナチュラルなニックネーム&画像を設定〉。〈一部の端末では入室時に挨拶するなど一般ユーザーぽい投稿をする〉、〈一般ユーザー入室から3日程度は注力。だんだん熱心なユーザーが現れるので、それまではネタを提供するなどする〉と記載されている。

LINEの“ヤラセ指南書”

「サクラ投稿で集客し、あたかも成功しているように見せるために行っています。社内で異論もあるが、幹部は『ユーザーの民度が低いから手本を見せているんだ』と開き直っています」(同前)

 LINE本社の広報担当は、「週刊文春」の取材に対して「業務マニュアルの中に誤解を生む表現があったことが社としてわかりました」と回答。マニュアルの該当箇所は小誌が確認を求めた4月12日に訂正された。

 また、15日にリリースは出さずに、LINEアプリ内のオープンチャットの「お知らせ」で「事務局によるオープンチャットの管理運営について」と題して、次のように発表した。

〈一部事務局で管理運営を行っているオープンチャットがございます。

 その際、トークルーム内の発言の中立性を保つため、どれが事務局による運営であるかについては公表しておりません。何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。〉

LINEオープンチャットのお知らせ

 ITジャーナリストの篠原修司氏が指摘する。

「“サクラ投稿”はユーザーの信頼を裏切る行為で、コンプライアンス上問題がある。LINEは政府や自治体、企業も利用し、国内ユーザーが8900万人にのぼるなど、もはや社会インフラ的な存在。その自覚を持ち、個人情報の管理問題とあわせてユーザーに真摯に説明すべきでしょう」

 LINEを巡っては、個人情報が、利用者への説明が不十分なまま、中国からアクセスできる状態になっていたことで批判を浴びた。今回、新たにユーザーに説明のないまま、なりすまし投稿を本社の指示で行っていたことが明るみに出たことで、説明責任が問われることになりそうだ。

 4月21日(水)16時配信の「週刊文春 電子版」、及び同22日(木)発売の「週刊文春」では、なぜLINEがヤラセ投稿を指示していたのか、中年男性社員が女子高生やキラキラ女子になりすまして投稿した内容などを詳報している。

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