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「飼いすぎて手が回らなくなった」46歳の“自称占い師”58の動物を飼って逮捕された理由

 まるで動物の姥捨て山だった――。警視庁生活環境課は4月12日、動物愛護法違反容疑で東京都大田区の自称占い師、桑添亜紀容疑者(46)を逮捕。自宅から24種類、58匹・羽の動物が見つかった。

 警視庁担当記者の話。

「自宅は2階建ての一軒家。賃貸物件で、8年ほど前から暮らしていました。3年前に愛護団体から引き取ったのは犬2匹だけでしたが、避妊や去勢をせず、7匹に増加。加えて昨年からペットショップで動物を買い漁るようになり、一気に種類も数も増えたようです」

写真はイメージ ©iStock

 桑添容疑者は調べに対し、こう供述しているという。

「新型コロナで趣味の海外旅行に行けなくなり、旅行費をペット代にあてるようになった。週に1回は掃除していたが、飼いすぎて手が回らなくなった」

 実際、保護された動物の半数以上が昨年4月以降に飼い始めたもの。だが「手が回る」と考える方がおかしいだろう。犬7匹、猫2匹、ハムスター2匹、インコ2羽、ウサギに至ってはなんと16羽。さらにハリネズミ2匹、モモンガ1匹、フクロウ1羽、イグアナ1匹、リクガメ3匹、ニシキヘビ2匹、オオトカゲ1匹、果てはワニ1匹まで。

 当然、エサも飼育方法もそれぞれ違うが、適切にエサやりをしていなかった疑いが濃厚だ。糞尿の世話もおざなりで、桑添容疑者の自宅には様々な動物の糞が2センチほど積み重なり、床を覆っていたという。