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商品の名前を間違えて尋ねる人、「美本」へのこだわりが強い人…どうしてる? 現役書店員の見た「接客業あるある」

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 新型コロナウイルスの感染拡大で通販を利用する人も増えた昨今だが、それでも直接店頭に行って商品を購入することがなくなったワケではない。むしろ、こだわって選びたいものや、実際に目で見て確認したいものについては、改めて「店頭で購入する」ことのメリットを感じたというひとも少なくない。

接客業で直面する「ちょっとクセのある」来店者たち

 そんな「接客業」の最前線にいる現役書店員が描いた「書店あるある」が、業界を超えて大きな話題になっている。『カバーいらないですよね』(佐久間薫・双葉社)だ。

『カバーいらないですよね』より ©佐久間薫/双葉社

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 うっかり者の新人、それを見守るベテランや店長たちのもとに、次から次へと来店する「ちょっとクセのある」来店客たち。タイトルを間違えて覚えているお客様、光に当てないとわからないほどの傷が許せない美本希望のお客様らとのやりとりに、「現場」の書店からは「数あるお仕事漫画の中でこんなに共感したのは初めて」などの声も上がっているという。