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いろいろな夢のアイデアが500点!「大人の未来図」コンテストの結果発表!

夢を語ろう!夢を描こう!

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昨年末から募集を開始した「大人の未来図」コンテスト。大人だって夢を見ていい。そんなメッセージに応えて、集まったのは約500点の楽しい夢、シャープなアイデア。そして公正かつ厳正な審査の結果、最優秀賞1点、優秀賞5点が決定しました!

Grand Prix【最優秀賞】賞金100万円

VRエア楽器を実現したい
東京都・賴岡えみり
さん

VRを用いた“エア楽器”を開発し、それを使ったVR上のセッションができるような環境を作りたい。ヘッドセットに内蔵されたセンサーが、指の関節の位置や動きを感知、分析し、実際の楽器同様に“演奏”することを可能にします。これによって、楽器演奏にともなう金銭的、環境的な問題を解決でき、またオンラインで多くの演奏者と繋がることもできます。

 最優秀賞を受賞した賴岡さんは、音楽療法の道を目指す音大生。

「コロナの影響で授業がすべてオンラインになったんですが、やはりコミュニケーションがうまくいきません。VRの技術を使えば、離れた場所の人でも近くに感じられるのではないかという思いがスタートでした」

 VR楽器が実現すれば、より自由に音楽を楽しむことができる。

「たとえば病気で入院している子どももVRで音楽にふれることができるようになります。この100万円を研究資金に実現を目指したいです」

【審査員評】

「自分の夢と誰かの夢を繋げるアイデア。ここから音楽、演奏というジャンルを超えて、いろいろな可能性が広がりそうですね」(宮田さん) 

「今の時代、若い方ならではの発想だと感じました。実現したら、私もこのVR楽器を演奏してみたいです」(中野さん)


Semi-grand Prix【優秀賞】賞金10万円

01.フードバンクキッチンを作りたい
東京都・服部みどり
さん

「まだ食べられるけど廃棄する食料」を低価格で販売する「フードバンクキッチン」を作りたい。料理家として食品関連企業のレシピ開発のための試作品を作る仕事をしていますが、量が多いため消費に困っています。同じような悩みを抱える企業や農家、個人も少なくないはず。「フードバンクキッチン」はフードロス問題の対策にもなり、空腹の人をへらすことができます。

【審査員評】

「今のテクノロジーがあれば、実現の可能性が高い。私自身も利用したいと思いました」(中野さん)


02.ベルリン・フィルのオーボエ奏者になりたい
千葉県・木下りょう
さん

シングルマザーとして20年以上ぜいたくもせず4人の子どもを育ててきました。50歳を過ぎ人生の折り返し地点を過ぎた今、大好きなベルリン・フィルでオーボエ奏者になりたいという夢に真剣に取り組みたいと思っています。オーボエを吹いたこともないし、ドイツ語も習ったことはありません。絵空事だとは思いつつ、まずは挑戦することから始めてみたいと思っています。

【審査員評】

「オペラ歌手だった母を思い出しました。何歳になっても挑戦する気持ちが素晴らしい」(三浦さん)


03.日本の盲ろう教育・福祉を変えていきたい
広島県・河原麻子
さん

私の夢は、社会参加できずに家で過ごしている盲ろう者と支援機関を結ぶこと。そして日本と世界の盲ろう教育・福祉を結ぶことです。これらを実現できれば、盲ろう者の夢も叶うようになるはずです。日本は世界と比較すると、盲ろう研究が少なく、支援の体制もまだまだ不十分です。そんな現状を少しでも変えるための活動を使命感をもってやっています。

【審査員評】

「世の中の役に立つことを考え、それを行動に移せる方だと思います。心から応援したいです」(新谷)


04.夢の新楽器“夢弦”を作りたい
三重県・伊藤正志
さん

初めての人でも簡単に奏でることができる無音階タッチセンス楽器“夢弦”を作りたい。指をスライドするだけで、早ければ数秒、遅くとも数分で鼻歌や口笛のように演奏できる楽器です。演奏方法はシンプルで楽譜も不要。病気で楽器演奏が難しい方でも「PC視線入力」の応用で思いのままに演奏可能。この夢の新楽器を実現し、世に送り出したいと思っています。

【審査員評】

「音楽は脳機能を発展させます。高齢の初心者でも演奏できる楽器は“脳トレ”にも最適」(中野さん)


05.“リハビリシンガー”という職種を確立したい
東京都・種浦マサオ
さん

以前はプロのシンガーとして活動していましたが、残念ながらヒットに恵まれず、現在は病院や介護施設をまわり、音楽を演奏する活動をしています。音楽ライブが認知症などに効果があるということは医学的にも証明されていて、自分自身今の活動にやりがいを感じています。しかし現在はほとんどがボランティア。この活動を仕事として確立したいと考えています。

【審査員評】

「こういった活動がネットワーク化され、全国に広がるような展開を期待しています」(宮田さん)

審査員たちも驚いた 多彩で楽しい「大人の未来図」

約500点から最終選考に残ったのは20点。2時間にわたる侃々諤々の議論を終えた審査員がその思いを語る

人生100年時代の夢を感じました

(株)GO代表取締役  PR/クリエイティブディレクター
三浦崇宏さん

最終選考に残った夢に音楽やアートに関するものが多かったことが印象的でした。大人も人生を楽しみたいんですよね。人生100年時代ですから、何かを始めるのに遅いということはない。そのことにも夢があると感じました。

人々の夢を感じて、私たちの未来が豊かに

慶應義塾大学教授
宮田裕章さん

こういうエネルギーのある夢を、多くの人が解き放つことができれば、日本はもっと面白くなるんじゃないかと感じました。パワフルかつ多種多彩な夢に触れ、私自身も元気をもらいましたし、皆さんの未来を考える力が拓くといいなと考えています。

夢を排除することは人間を排除すること

脳科学者
中野信子さん

現実の社会において、夢は不要不急のもの。そういうものを排除しがちな時代ですが、それは人間を排除するのと同じこと。夢を語る方々からはそんな時代に抗う強い気持ちを感じましたし、応援したいなとあらためて思いました。

ワガママな夢もまた素晴らしい

「週刊文春」編集局長
新谷学

社会的に意義のある夢と、完全に個人的な夢。前者のほうが今の時代らしいとは思いますが、個人的には自分のワガママな夢を堂々と語るのも素敵だなと感じました。そういう夢を否定しない社会であってほしいですね。

FUTURE IS AN ATTITUDE

アウディが目指すのは、カーボンニュートラルな未来

「大人の未来図」コンテストをサポートしたのはクルマ社会のサステイナブルな未来をリードするブランド、アウディ。彼らが描く“未来図”は、2050年までのカーボンニュートラル化。そんなアウディのさまざまな活動を紹介しよう。
 
使用する電力をグリーン電力でまかなうなど、カーボンニュートラル化の動きは世界中のアウディの工場で始まっている。
使用する電力をグリーン電力でまかなうなど、カーボンニュートラル化の動きは世界中のアウディの工場で始まっている。
「アルミニウムクローズドループ」によりリサイクルされたアルミニウムをボディの一部に使用。最大95%のエネルギーを節約することができる。
「アルミニウムクローズドループ」によりリサイクルされたアルミニウムをボディの一部に使用。最大95%のエネルギーを節約することができる。
アウディは2025年までに世界で20モデル以上の電気自動車を発売する予定だ。
アウディは2025年までに世界で20モデル以上の電気自動車を発売する予定だ。
アイスランドには大気中のCO2を「石」に変えて貯蔵する施設を共同建設。
アイスランドには大気中のCO2を「石」に変えて貯蔵する施設を共同建設。

未来のための活動はもう始まっている

 クルマ社会の未来は、環境問題と切り離して考えることはできない。昨年、ブランドとして日本市場初の電気自動車「Audi e-tron Sportback」を発売したアウディ。彼らは2025年までに全世界で20モデル以上の電気自動車を発売することを公式にアナウンスし、日本でも2023年までに8モデルの発売を予定している。
 

 だが、アウディのサステイナブルな未来のための取り組みは、電気自動車を作ることだけではない。Audi e-tronシリーズを生産するブリュッセル工場(ベルギー)では大規模な太陽光発電システムを設置し、再生可能エネルギーを使用。認証機関により「CO2ニュートラルな工場」に認定されている。またジェール工場(ハンガリー)では必要な熱の約70%を地熱エネルギーによってまかない、残りは天然ガスを利用。現在はヨーロッパ最大級の屋上太陽光発電システムの試運転中だという。さらにベーリンガーホフ工場(ドイツ)などでは、アルミの端材をリサイクルする最新技術を導入。メキシコ工場では車両生産における廃水を100%回収、工場の給水システムに戻すという水処理システムを採用。これにより工場で必要な水の1/4を節約できるという。
 

 自社工場以外でも、スイスの環境スタートアップ企業と提携し、大気中のCO2を「石」に変えて貯蔵する施設をアイスランドに建設するなど、アウディはさまざまな環境問題に積極的に取り組んでいる。
 

 FUTURE IS AN ATTITUDE「未来は考え方ひとつ」。アウディのキャッチフレーズには、みんなで、地球規模でサステイナブルな未来を作ろうという思いがこめられている。「2050年までのカーボンニュートラル化」という明確なビジョンを掲げ、そしてその実現のために動き続ける、変わり続ける。そんなアウディにこれからも注目していきたい。

協力:アウディ ジャパン


Photos:Hiroshi Kamaya Text:Kosuke Kawakami