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ナイトクラブの“破廉恥ルーム”で……コロナ感染、タイ大使が受けた“密着接待”の中身

 3月25日の夜、タイの首都バンコクにあるナイトクラブ。艶やかな閃光が迸る「ウルトラVIPルーム」ではアップテンポなリズムに合わせて、胸や尻を露わにしたホステスたちが一斉に立ち上がり、艶かしく腰を擦り寄せる。

 輪の中心には喜色満面の笑みを浮かべる男性がいた。後にコロナ感染が判明した、梨田和也・駐タイ特命全権大使(60)である。

写真はイメージです ©iStock

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 大使館関係者が明かす。

「その日、梨田氏はバンコクの大使公邸で外務大臣表彰の授与式に出席。受賞者のチョンブリ・ラヨーン日本人会(CRJA)の顧問(当時)の怒和(ぬわ)邦善氏らと高級和食屋で会食した後、ナイトクラブ『クリスタル』に誘われたといいます」

 常連客が「破廉恥(はれんち)ルーム」と呼ぶ冒頭の個室で繰り広げられたのは、ホステスの“密着接待”だった。チャージ料は1時間3万~5万円、ホステスに支払うサービス料は1時間5000~1万円と超高額。さらに、女性をお持ち帰りできる“裏メニュー”もあるという。

「(同店では)51人のホステスがコロナに感染していたことが分かっていますが、そのうち約10人が梨田氏を入れ替わりもてなしていました。彼女たちは『スーパーモデルグループ』と呼ばれるVIP要員。梨田氏の飲食代を支払ったのは、日本人会です。梨田氏は『女の子、全員可愛い』と興奮気味だった」(同店の常連客)

大使らが訪れたナイトクラブ

 梨田氏はクラブを訪れた4日後に体調を崩し、検査を受けたところ、4月3日に陽性と判明。一緒に行った怒和氏も感染していた。

「タイ政府が3月23日の閣議で非常事態宣言の期限を5月末まで延長することを決定した直後のタイミングでした。開いた口が塞がらない」(現地記者)

 外務省担当記者から「赤ワインとゴルフが大好き。気さくな性格で記者受けは良い」と評される梨田氏だが、どのような人物なのか。