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〈辞職表明〉「秘書課の女性が異臭のするタオルを……」大阪・池田“サウナ市長”の「公私混同」を現役職員4人が告発

「一連の騒動のけじめと責任をとる」――。市役所に家庭用サウナを持ち込むなどの問題が明らかになった大阪府池田市の冨田裕樹市長(44)が、4月26日に記者会見を開き、辞職する意向を示した。

「週刊文春」2021年3月25日号では、冨田市長がサウナやトレーニングで使った異臭のするタオルを、市職員に洗わせていたという証言を報じていた。当時の記事を再公開する(日付、年齢、肩書き等は公開時のまま)。

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 大阪府池田市の冨田裕樹市長(44)が市役所に家庭用サウナなどの私物を持ち込んでいた問題で、市議会の百条委員会による調査が続く中、市の職員4人が「市長の公私混同は間違いなくあった」と「週刊文春」の取材に告発した。

冨田裕樹市長 ©共同通信社

 冨田市長は百条委員会の証人喚問の場で、「(サウナは)公務に必要な健康管理のため」に持ち込んだとし、「サウナに入ってイメージトレーニングをしていた」と釈明。「特別職の私が公務であると認識した時点でそれは公務です」と、公私混同を否定している。

設置されていた家庭用サウナ

 だが、実際に現場を目撃していた市職員たちはこう証言する。まずは幹部職員の証言。

「市長室と控室には市の備品のタオルがありますが、以前は洗面所とトイレに計2枚だけだったので、秘書課内にあった卓上洗濯機で職員が洗っていました。ところが一昨年の7月からタオルの量が増え始めたため、地下駐車場の洗濯機を使わないと洗えなくなったそうで、去年の夏には1日に8本のタオルを置くようになった。ちょうど市長が家庭用サウナを持ち込んだ時期と重なります。市長はサウナやトレーニングで使った異臭のするビショビショのタオルを職員に洗わせていたのです」

市役所内にかけられたタオル