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和歌山レア焼き、神奈川オトナの苦味、静岡「さわやか」は何位? 衝撃の「ローカル・ハンバーグチェーン店」ベスト15発表

「ローカル・ハンバーグチェーン店」ベスト15 後編

2021/05/03

genre : ライフ, グルメ,

7位 つばめグリル(東京)

7位「つばめグリル」品川駅前店 (東京都品川区) ©BUBBLE-B

 つばめグリルが創業した1930年は、東京から神戸までの特急「つばめ号」が走り始めた年でもある。その名前にちなんで「つばめグリル」という店名になったのだという。現在は品川駅の高輪口にある品川駅前店を旗艦店とし、東京と神奈川でチェーン展開するハンバーグレストランだ。

7位「つばめグリル」の「つばめ風ハンブルグステーキ」 (1,705円) ©BUBBLE-B

 つばめグリルを一躍有名にしたのが、ハンバーグ(つばめグリルの言い方でハンブルグ)をアルミホイルに包み、ビーフシチューと共に包み焼きにした「つばめ風ハンブルグステーキ」。今では全店で1日6500食も出る人気メニューだという。運ばれてきたつばめ風ハンブルグステーキのアルミホイルにフォークを突き刺すと、中からブシュッと湯気が立ち上がる。この瞬間、テンションが上がらない者はいない。

7位「つばめグリル」。ビーフシチューとハンバーグのマリアージュ ©BUBBLE-B

 ハンバーグの旨味はアルミホイルで完全に閉じ込められ、そこにコクと少しの酸味のあるビーフシチューが合わさると、今まで経験したことが無いレベルの旨味の洪水がやってくる。ハンバーグは中までしっかりと火が通り、適度な噛み応えがある。

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7位「つばめグリル」。人生の快楽が全て詰まったような肉 ©BUBBLE-B

 そしてビーフシチューと共に煮込まれてホロホロになった牛肉が、ハンバーグとは対照的なアクセントとなっている。このホロホロ肉がまた絶妙な旨味を醸し出しており、これがあってこそのつばめ風ハンブルグステーキであることは間違いないだろう。

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