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「エリート同士の結婚だけど…」ハイスペ夫を選んだ女性が離婚を悩むワケ

夫はもともとケチな性分だったせいか、結婚後は食事で訪れるレストランや、子どもを預けてふたりの時間を楽しむためのホテルのランクも露骨に下がった。Eさんが「こんなはずではなかった」と嘆いたところ、夫からは「医師になっても、それは僕が稼いだお金。Eが自由に使えるお金は自分で稼いでね」と冷たく伝えられたという。

「まわりからうらやましがられるたびに、『夫は全然ハイスペックじゃないよ』と事実を話しても、『贅沢な悩みだね』と一蹴されるばかりです」と再婚を後悔しているとのこと。「『私たちとはもう住む世界が違うね』と昔からのシンママ友たちとも距離を置かれ、孤独を感じる毎日です」

成功を積み上げてきた男たちが抱く「万能感」

ハイスペック夫に多く見られる特徴として、「万能感」を抱いていることも挙げられる。成功を積み上げてきたからこそ、「努力次第でなんでも手に入る」「自分ならどんなことでもできる」という思いをしがちだ。

ところが、こういった自信はビジネスでは成功するかもしれないが、生涯を共にするパートナーの心をつかむための武器にはならない。「経済力や地位の高さがあれば、浮気も亭主関白という暴力も男の甲斐性のうち」という思い込みは、通じないことを自覚すべきだろう。「ハイスペックだから気前がいい」とは限らないことも肝に銘じておきたい。

「ハイスペック」は魅力のひとつだが、条件のよさだけにこだわっても、あなたの理想通りの結婚生活が営めるとは限らないのだ。

岡野 あつこ(おかの・あつこ)
夫婦問題研究家
NPO日本家族問題相談連盟理事長。株式会社カラットクラブ代表取締役立命館大学産業社会学部卒業、立教大学大学院 21世紀社会デザイン研究科修了。自らの離婚経験を生かし、離婚カウンセリングという前人未踏の分野を確立。これまでに25年間、3万件以上の相談を受ける。『最新 離婚の準備・手続きと進め方のすべて』(日本文芸社)『再婚で幸せになった人たちから学ぶ37のこと』(ごきげんビジネス出版)『離婚カウンセラーになる方法』(ごきげんビジネス出版)など著書多数。

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