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2021/05/21

source : 提携メディア

genre : ライフ, 医療, ヘルス, 社会

不妊の原因は男にもある。結婚3年、僕の精子を調べてもらった、拡大して確かめた

板東「7つのポイントを守るのがよいと思います」

精子の動き具合をチェック

こちらのクリニックでは、書面での結果報告のみで、動画で精子が動くところを見ることはできませんでした。なので、今回、これとは別に、自宅でできる精子検査キットを使ってみることにしました。

人材大手のリクルートをはじめ、意外にもいろんな会社が開発・販売していたのですが、スマホ用の精子観察キット「TENGA MEN’S LOUPE(テンガ メンズ ルーペ)」(1650円)を通販サイトで購入しました。

説明書にならって精子を1、2滴レンズつきのプレートに乗せるだけで、簡単に泳ぐ精子を観察できるそうです。スマホのカメラを起動して、「550倍のレンズ」で精子を観察するのですが、これがなかなか難しくて、ピントの調整にひと苦労。

結果はスマホで確認できるのですが、うーん。おお……1、2、3と、メダカみたいなのが元気に動いているけど、今度はなんだか数が少ない?

「550倍のレンズ」で撮影した自分の精子

実際、参照動画と比べてみたところ、濃度(7700万匹/ml)と運動量(58%)は基準値を超えていたのに、精液量は基準値(1.5ml)以下。あくまで簡易的なものだったので、先ほどのクリニックでの検査に比べて、数値に違いが出てしまったのかも。いずれにせよ、事前の準備次第なんだなぁと強く感じました。

現実的に考えれば、年齢を重ねるほど精子の量と質の劣化は避けられません。正直、これまで出産や子育てのことを気にしていたのは妻ばかりで、私自身、精子について考えることはほとんどありませんでした。「不妊治療」もどこか他人事だったかもしれません。

日本産科婦人科学会の発表によれば、日本で生まれてくる子供の16人に1人は体外受精で生まれてくるといいます(『朝日新聞アピタル』2020年10月1日)。体外受精だと1回数十万円の費用がかかることもあります。

若いうちのほうがもし何かあっても将来設計への影響は小さいですし、パートナーの悩みをもっと身近に感じられるはずです。もし不妊に悩んでいる男性がいたら、まず1万円前後、あるいは数千円の簡易チェックから自分の精液検査をしてみてはどうでしょうか?

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