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若者の路上飲み報道に感じた違和感…「街にゴミ箱が少な過ぎる問題」

2021/05/21

source : 提携メディア

genre : ニュース, 社会, メディア

若者の路上飲み報道に感じた「街にゴミ箱が少な過ぎる問題」(トリプルファイヤー吉田靖直)

 

バンド「トリプルファイヤー」で作詞とボーカルを務め、『タモリ倶楽部』やテレビドラマへの出演、自伝的エッセイ『持ってこなかった男』(双葉社)の執筆など、音楽活動に留まらず幅広い分野で活躍中の吉田靖直。

彼は、コロナ禍による自粛生活が長引くに連れて報道されることが多くなった若者の路上飲みのニュースにつけ加えられがちなゴミのポイ捨て問題について、違和感があるという。その理由とは──。

路上飲み報道+「ポイ捨て」の罠

最近、路上飲みについてのニュースをよく目にする。コロナ禍でみんなが自粛をがんばっている時期にもかかわらず、集団で路上飲みをする若者たち。それに伴うゴミのポイ捨て問題。道端に放置された空き缶や食べ殼の写真。多少の違いはあれど、どのニュースもだいたい同じような内容だ。コメント欄には、「こういう非常識な輩のせいで規制が強化されていく」「自分のゴミくらい自分で持ち帰れ」といった意見が並ぶ。ごもっともである。

【昨日の話題記事】
「居酒屋で飲むより密ではない」消えない“路上飲み”する若者 焼肉店ではこっそり缶ビール飲む客もhttps://t.co/QiSsI2Q1CA

”若者グループ:
「フォーイ!」

警察官:
「いい加減にしてください!」”#感染防止 #新型コロナ pic.twitter.com/DKUckCXk3V

— FNNプライムオンライン (@FNN_News) April 27, 2021

いくら屋外であろうと、至近距離で人と飲み食いしながら話す行為が感染リスクを高めないわけはない。ただ、最初に路上飲みが報じられたあたりでは、世間がその善悪を判断し切れていない雰囲気も私は感じた。去年から「3密」の概念を何百回と聞かされてきたせいか、屋内の密閉された空間でなければ別に感染のリスクは低いんじゃ……という考えが一瞬頭をよぎった人は多いと思う。だが、記事の最後の方で触れられているポイ捨て問題、ゴミの写真などを見て「こいつらはダメだ」とはっきり感じられる。ポイ捨てはモラル的にアウトだ。

ゴミを路上に放置していく奴は実際にたくさんいるのだろう。ただ私には、そういったニュース記事があえて「ポイ捨て」というわかりやすい悪をピックアップすることによって、「若者が集団で路上飲み」と聞いたときに感じる中途半端な不快感により明確な道筋を作ろうとしているようにも見えた。