昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

連載シネマチャート

天才バラ育種家と素人集団たちが世界屈指のバラ・コンクールに挑む 「ローズメイカー 奇跡のバラ」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

父が遺した小さなバラ園を経営するエヴ(カトリーヌ・フロ)は、新種のバラの開発で数々の賞に輝いた“天才ローズメイカー”だ。近年は巨大企業のラマルゼル社に賞も顧客も奪われ、倒産寸前の危機に直面していた。助手のヴェラ(オリヴィア・コート)はエヴに内緒で、前科者のフレッド、移民のサミール、異様に内気なナデージュを、職業訓練所から格安で雇用する。エヴはフレッドの腕のタトゥーから新種のバラを思いつき、交配に必要な希少種をラマルゼル社から盗み出し、1年後のコンクールでの復活を目指すが……。

〈解説〉

フランス郊外のバラ園を舞台に、天才バラ育種家と社会のはみだし者たちの奮闘を描く。監督・脚本はピエール・ピノー。96分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆広大なバラ園。大きな空。コロナ禍の萎縮気分を忘れられる。型通りの展開だが服やインテリアも愉しく星一つオマケ。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆話を盛っている割には苦境からの脱出に知恵が働かず、偶然頼みが多すぎる。バラ作りは、ときどきワイン作りに似ている。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆バラの魅力にハマっているなら間違いなく面白い。新品種づくりの意地と欲、自覚ない才能や技術の活かし方も楽しい。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆心温まる安定の語り。基本設計は「定型の詰め合わせ」だが、西欧社会のエリート意識の没落を重ねた現在的縮図とも読める。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆さすが香りの国フランス。画面から薔薇の香りが漂ってきそう。育種家ヒロインが吹かすパイプ、装いも仏のエスプリ。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
THE ROSE MAKER ©2020 ESTRELLA PRODUCTIONS - FRANCE 3 CINÉMA - AUVERGNE-RHÔNE-ALPES CINÉMA

『ローズメイカー 奇跡のバラ』(仏)
5月28日(金)より全国ロードショー
https://movies.shochiku.co.jp/rosemaker/

ツイッターをフォローして最新記事をいち早く読もう

週刊文春をフォロー