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なぜ「侍ジャパン」にDeNA山﨑康晃が入ったのか 稲葉篤紀監督、代表選びの裏側

 東京五輪を戦う野球日本代表「侍ジャパン」。就任4年目の稲葉篤紀監督(48)の集大成となるが、代表メンバーの人選をめぐり、球界は騒然となっている。

「各球団には事前に選手の当落が伝えられていたのですが、『ヤスアキが入った』という情報には当のベイスターズ関係者すら驚いていました」(スポーツ紙記者)

 ヤスアキとはDeNAの山﨑康晃投手のこと。18年から2年連続で最多セーブのタイトルを獲得するなど守護神として君臨したが、昨年、度重なる救援失敗で中継ぎに降格し、二軍落ちも経験。今季は登板31試合で防御率2点台と復調の兆しはあるが、抑えは三嶋一輝に譲り渡したままだ。

北京五輪から13年越しの雪辱なるか ©共同通信社

「チーム内の評価は完全に守護神失格。“開催地枠”なのではと勘繰る声も上がっています」(同前)

 野球は開幕戦を除きDeNAの本拠地・横浜スタジアムで行われる。DeNAはこれまで五輪のための改修工事に全面協力し、五輪期間中は明け渡す形となるため、「ご当地のスターを選ばないわけにはいかない、という“大人の事情”も絡んでいるのです」(同前)。

 だが、理由は他にもある。

「ゴリ押ししたのは稲葉監督なんです。以前から代表への思いを熱くアピールしていた山﨑は一番のお気に入り。不調の間も『必ず復活してくれると信じている』と繰り返していました」(テレビ局担当記者)