「週刊誌問題はクリアできましたが、B子さんのことなど、河本さんの女性関係が解決したわけではありません。でも、結婚しようと言われて嬉しかった。だからその場でプロポーズを受けました」
すると河本氏はお互いの親にすぐにでも報告しようと言い、A子さんにも母親へ電話させた。
未成年のA子さんに母は「結婚には反対よ」
「電話に出た母は戸惑いながら『何を言っているの?馬鹿じゃないの?』と、すぐに電話を切りました。その後、河本さんのいない時にまた母に電話をしたのですが、『結婚には反対よ』『すぐになくなる話なんじゃないの』と。私はまだ未成年でしたし、付き合って間もなかったので、その反応は当たり前ですよね。母に諭されてようやく冷静になりました。
でも河本さんは自分の親や会社、友人たちには『婚約した』と片端から報告してしまって……。彼の友人からは《婚約おめでとう》とLINEが届くし、どうすればいいかわからなくなってしまいました」
周囲の“お祝いムード”とは裏腹に、A子さんは葛藤していた。こんなに若くして結婚してもいいのか、河本氏は不倫をせず自分だけを愛してくれるのか、そもそも本当に結婚する気があるのか……。そして相談したのが、以前交際し、一緒に住んでいたこともあるCさんだった。
「Cさんに週刊誌トラブルや、河本さんが浮気をしているかもしれないことなど、一連の流れを全て相談していました。11月5日、Cさんから着信があったのですが、私は出られなかったんです。するとCさんから《電話に出られないなら行く》とLINEがきて、その後すぐに河本さんの自宅にやってきました。
Cさんは、週刊誌報道を前澤さんやX子さんに握りつぶしてもらったことや、私にSNSを削除させるなど負担をかけていることなどをなじりました。それに怒った河本さんが、マンションの外へ出て行ったのです」
警察が駆けつけた“元彼”と河本氏のトラブル
マンションのエントランス前で、河本氏とCさんは揉み合いになった。男性2人の間に割って入ることもできず、その様子を見守ることしかできずにいたA子さん。それを見た近くの大使館を警備していた警察官が仲裁に入った。
「河本さんはCさんを『A子のストーカーだ!』などと主張していましたが、私はどちらの側につくこともできず、警察に対して『大したことありませんから』などと言った気がします」
しばらくすると応援の警察官も駆けつけ、4、5人に囲まれながら2人は引き離された。河本氏は部屋へ戻るように指示を受けたという。その後2人が部屋へ戻ると、河本氏の怒りはA子さんへ向く。
「河本さんは怒りが醒めない様子で、『お前が警察の前であやふやな態度をとるから、俺が監禁してるみたいになるだろ!』と怒られました」
ここから、河本氏はA子さんに対しモラハラ発言を繰り返すようになっていった。そして警察も駆けつけるDV騒動に発展するのだ——。
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