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連載シネマチャート

歪んだ母の愛情は暴走し、命の危険を感じた娘は脱出を図るが… 「RUN/ラン」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

母親のダイアン(サラ・ポールソン)と郊外の一軒家に2人で暮らすクロエ(キーラ・アレン)は、生まれつき慢性の病気と下半身麻痺を患っており、車椅子生活を余儀なくされていた。17歳になった彼女は、地元の大学へ進学して寮生活を送る準備を進めていたが、なかなか合格通知が届かない。焦る気持ちが芽生え始めた頃、自分の夢を後押しし、体調や食事の管理を完璧にこなしてくれていた母親に対して疑念が芽生え始める。ダイアンが差し出した新しいカプセル薬の中身について調査すると、それは人間が服用してはいけないものだった。命の危険を感じたクロエは、家からの脱出を試みるが……。

〈解説〉

母親の歪んだ愛情が暴走するサイコ・スリラー。パソコンの画面上だけでドラマが展開する『search/サーチ』で注目を集めたアニーシュ・チャガンティの監督・共同脚本作。90分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆母と娘の、頭脳と肉体を賭けただまし合い。一難去ってまた一難の展開に目を見張るが、巻き添えを食った人が気になる。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆『ガス燈』や『愛と憎しみの伝説』に連なるスリラー。母も娘も腰が強く、延長戦にもつれ込む逆転劇から眼が離せない。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆病弱なクロエがダイアンに向ける眼差しの変化に注目。困惑と恐怖が繰り返されて冷徹な笑みに辿り着き、恐怖が倍増。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆『search/サーチ』とは逆に現代的ガジェットを封じたヒッチ調で90分走る「秀才肌のB級系」。星4つにするか迷った。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆S・キングに代表されるアメリカンホラーの刷り込み。ヒロインと母子関係はサイコホラー向きなのに、恐怖に欠ける。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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『RUN/ラン』(米)
TOHOシネマズ 日本橋ほか全国公開中
https://run-movie.jp/

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