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連載シネマチャート

郵便局で働く30歳の主人公は思い出せない“バレンタインデー”の記憶を取り戻せるのか 「1秒先の彼女」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

郵便局で働く30歳のシャオチー(リー・ペイユー)は、何をするにもワンテンポ早いせっかちな性格だ。恋愛に奥手で地味な毎日を送っていたが、ハンサムなダンス講師のリウ(ダンカン・チョウ)から積極的にアプローチされ、“七夕情人節(七夕バレンタイン)”のデートに向かう。ところが、気がついたときはなぜか翌朝に。“消えたバレンタインデー”に何があったのかを探り始めたシャオチーは、毎日郵便局にやってくる、常にワンテンポ遅いバス運転手のグアタイ(リウ・グァンティン)が、鍵を握る人物だと気づく。

〈解説〉

監督・脚本は『熱帯魚』のチェン・ユーシュン。記憶と時間と愛をめぐるファンタジー・ラブコメディ。第57回金馬奨最多5部門受賞作。119分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★★思い切った奇想を使いながら、ブレることなく奇妙で愉快な恋愛映画に。ヒロイン役女優の喜劇センス。台湾旅行気分。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆郵便局という装置を巧く使ったキュートな映画だが、よくよく見ると、やはり子供じみている。話も芝居も説明がくどい。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆時間の歪みを辿る演出に身を任せれば、後はどっぷりハマるだけ。怪しく奇天烈な純愛の終結、見つめ合う姿にじんわり。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆『熱帯魚』や『ラブ ゴーゴー』を90年代に放った俊才が当時のままの瑞々しさで物語る。ダサかわ絵柄の出会いのパズル。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆チャーミングで面白い。タイムループに囚われず上手く脚本に1日を入れ込んだ演出が新鮮。台湾好きにはロケ地も見所。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
©MandarinVision Co, Ltd

『1秒先の彼女』(台湾)
6月25日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー
https://bitters.co.jp/ichi-kano/

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