昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

「とにかく美しくて妖しい。北野武さんら錚々たる役者陣の中でもただならぬオーラを放ち、周囲は役者としての資質を感じていた」

松田龍平

 次男の松田翔太(35)はイギリスで美術学校に通った後、20歳で俳優の道へ。

「『花より男子』(TBS系、05年放送)に出演して一気にブレイク。18年、横綱・千代の富士の娘であるモデルの秋元梢と結婚。披露宴のスピーチでは『父に感謝を伝えたい』と涙を流したそうです」(芸能記者)

「美由紀と赤ん坊のために、家でも持とうかと」

 松田優作はどんな父親だったのか。下北沢のバー「レディジェーン」の店主、大木雄高氏が振り返る。

「龍平が生まれた頃、店で2人きりで飲んでいた時、優作に相談されたんです」

 突然、優作は深夜1時頃、

「いっぱしの俳優として認められたわけだから、美由紀と赤ん坊のために、家でも持とうかと思ってる」

松田翔太

 優作に頼まれて大木氏が建築家をその場に呼び出すと、「よし、それでいこう」と即決。注文は「でかい一枚板の扉がある、風の抜ける家」だけだった。

 そして1984年、武蔵野の面影を残す緑豊かな住宅地に完成したのが、3階建ての豪邸だ。

「優作が飲んでむしゃくしゃして帰ってきて、玄関の窓を割ったことも。松田家と仲の良い女優の松本まりか(36)も一時居候していたし、子どもたちが巣立った後も、美由紀は1人で住んでいます」(松田家の知人)