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連載シネマチャート

長年のパートナーが迎える最期の時と発見された“秘密” 「スーパーノヴァ」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

ピアニストのサム(コリン・ファース)と小説家のタスカー(スタンリー・トゥッチ)は、20年間豊かな人生をともにしてきたパートナーだ。タスカーが“記憶と能力を失くしていく病”と診断されてからも、サムはタスカーを支え続けている。2人は古ぼけたキャンピングカーに愛犬のルビーを乗せて、サムの演奏会を開催する場所を最終目的地に、湖水地方の旅に出る。タスカーがサムに愛を告白した湖に立ち寄って思い出に浸り、サムの姉夫婦が暮らす実家では、タスカーが企画したサプライズパーティーで、懐かしい友人たちと温かい時間を過ごす。そのパーティーを抜け出したサムは、車内でタスカーの“秘密”を発見してしまう。

〈解説〉

俳優としても活躍するハリー・マックイーンの監督・脚本第2作。長年のパートナーが愛の最期に向き合う姿を描く。95分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆話にはあんまり乗れず、2人の演技と湖水地方の景色に注目。「人生をコントロールできるうちに」という言葉、滲みる。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆巧い役者が力を合わせて病の恐怖と悲しみに迫るが、逆算された抑制がときおり眼につく。沈黙までもが計量されている。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆何があってもずっと一緒だと、現実と向き合おうとする恋人。冒頭のベッドシーンで一瞬にして2人の過去に感じ入る。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆まずは二人芝居の強度。そこにドノヴァンの楽曲や湖水地方の風景が旅の感覚を慎ましく添える。D・ポープの撮影も◎。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★★☆病を抱え生きる人々を奇を衒うことなく静謐に捉える映像。愛することへの崇高な頌歌か、冷え切った時世に愛を思い涙。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
© 2020 British Broadcasting Corporation, The British Film Institute, Supernova Film Ltd.

『スーパーノヴァ』(英)
TOHOシネマズ シャンテほか全国公開中
https://gaga.ne.jp/supernova/

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