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連載シネマチャート

ダウン症の娘と愛する人を失った父…悲しみを乗り越える旅 「わたしはダフネ」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

ダウン症のダフネ(カロリーナ・ラスパンティ)は、スーパーマーケットで働きながら、両親と平穏に暮らしていた。ある夏の終わり、家族で休暇を過ごしたキャンプ場で母のマリアが突然倒れ、帰らぬ人となる。悲しみを抱えながらも、快活なダフネは職場の仲間や友人たちに支えられ、日常を取り戻していく。しかし、年老いた父のルイジは、母として妻として家族を支えていたマリアへの喪失や、自分が亡くなってからのダフネの将来への不安から、ふさぎ込んでしまう。ダフネは父に、トスカーナの母の生まれ故郷まで、歩いて向かう旅を提案する。

〈解説〉

愛する人を失った父と娘の、悲しみを乗り越える旅を描くヒューマンドラマ。監督・脚本は本作が長編2作目となるフェデリコ・ボンディ。第69回ベルリン国際映画祭パノラマ部門国際批評家連盟賞を受賞。94分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆娘役は実際にダウン症の人だという。表情やしぐさなどハッとさせられる。故人の生地への旅が聖地巡礼のように思える。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆丁寧な撮影だが、主人公の言動に周囲の登場人物が気を遣いすぎている。旅の部分より職場の描写がもっと欲しかった。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆ダフネの聡明さと愛嬌に魅せられた。何事にも臨機応変。嘆く老父には冗談を。主演の彼女が脚本を読んでいないとは!

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆静かな日常を描きつつ、独特の明るさで映画が弾んでいる。主題の定石性を打ち破るヒロインの躍動と輝きに魅せられた。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆フレームに収まりきれない個性、自由で理知的な演技を放つ主演女優。終盤につれてわかりやすい描写の中で窮屈そう。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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『わたしはダフネ』(伊)
7月3日(土)より岩波ホールほか全国順次ロードショー
http://www.zaziefilms.com/dafne/

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