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 事件当日に初めて会った中込さんを“予告”通りに殺害した夏見。さらにこの翌日に、横浜市の自宅近くの公園で東北在住の10代の女性にみだらな行為をしたとして、神奈川県青少年保護育成条例違反の容疑で逮捕されている。

亡くなった中込さん(SNSより)

ターゲットは生き方に悩む女性

「この10代女性ともSNSでやり取りをした上で誘い出している。生き方に悩む投稿を重ねる女性を標的に、性的欲求をぶつけたり、殺害したりする手口は、4年前の『座間9人殺害事件』を彷彿とさせます」(同前)

 横浜市で生まれ育った夏見は5人兄弟の末っ子。中学時代は放送委員会で活動していたという。

「特に目立つわけではなかったですが、明るくて元気なタイプでしたね。誰に対してもフレンドリーな反面、友人との関係は浅く広くみたいな子。気分屋でふらふらと芯がない所がありました。小説が好きで、ホラー作品の『ひぐらしのなく頃に』は全巻読んだと話していた」(中学の同級生)

中学時代の夏見(卒業アルバムより)

実家は400年近い歴史を誇る名刹

 車も2台ある庭付きの一戸建ての家で、夏見は何不自由なく育った。実は祖父は横浜の港北地区にある寺の住職を務めた人物で、父親も僧侶をしているのだ。

「実家は400年近い歴史を誇る名刹で、近隣のお寺の中では敷地も檀家さんの数もトップクラス。翔太の祖父は、宗派の神奈川教区長に選ばれたこともあります。3人の息子はみな僧侶の道に進み、現在は翔太の伯父が跡を継いでいます。翔太の父である三男も宗派の青年会で役員を務めていました」(夏見家の知人)