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 そんな家系の影響もあってか、夏見は地元の県立高校を卒業後、都内の仏教系の私立大学に進学。だが、すぐに「自分の居場所がない」と漏らすようになり、2年生の夏頃には中退した。

 その後はパン屋に就職するも、半年ほどで退職。去年の年明けには出かけたまま音信不通となり、心配する父親に「消えてしまいたい」とLINEを送ってきたこともあったという。

夏見容疑者(JNNより)

祖父は取材に「『なんて愚かなことをしたんだ』と伝えたい」

「7月にようやく帰宅した後は、『SNSで知り合った人の悩みを聞いている』と話すようになり、父親が渡した心理学の本にも興味を示していました」(同前)

 昨秋からはカラオケ店でバイトを始めていた夏見。だが、心の中には“煩悩”が渦巻き続けていた――。

 夏見の祖父は絞り出すような声で取材に応じた。

「最後に会ったのは今年の正月。そのときは話す機会もあまりなくて、『仕事してるか』『あ、してます』といったようなやり取りでした。19歳の方の若い人生が終わってしまったことに対して、本当にお詫び申し上げたい気持ちでいっぱいです。翔太に会えるのなら、『なんて愚かなことをしたんだ』と伝えたいです」

 中込さんへの殺意については否認している夏見。取調べに「心理カウンセラーの勉強をしており、人の役に立ちたかった」などと供述しているという。

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