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 そして75年のドラマ「前略おふくろ様」(日テレ)で一気に知名度を獲得。

「主演の萩原健一とは、前年に映画『青春の蹉跌』で共演して以来の仲。萩原の推挽で『傷だらけの天使』にゲスト出演し、それが『前略』に繋がったという、桃井にとってショーケンは恩人。恋愛の噂もあった」(ベテラン芸能記者)

恋の相手は大物揃い

“恋多き女”として知られた桃井だが、その相手は、歌手としての彼女をプロデュースした荒木一郎、76年に“結婚宣言”までしたつかこうへいなど大物揃い。文学座の1期下、松田優作との噂もあった。

「ただ松田とは、恋愛というより同志的結びつきが強かった。89年に松田が亡くなった際は、その遺骨の一片を口にしたほど」(同前)

20歳の頃の桃井(1971年10月撮影) ©文藝春秋

 桃井が遂に結婚したのは2015年、63歳の時。

「相手は洋楽を手がけるプロデューサーで、実は英国で出会って以来の幼馴染みだった。今は15年前から拠点にしているロスで暮らし、仕事のたびに帰国。女優としては6歳下の大竹しのぶと比較されることがあるが、大竹が憑依型の天才であるのに対し、桃井は何を演じても桃井そのものに見せる女優。ある意味替えの利かない存在であり、だからこそ日本を離れて久しく、70を迎えた今もオファーがある」(同前)

 桃は熟すほど味が出る。

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