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《スクープ撮》NHK「おかあさんといっしょ」“お父さん”になった、体操のまことお兄さんを直撃!「絵は得意?」「毎日窮屈じゃないですか?」…教育論まで全部聞いた!!

《スクープ撮》NHK「おかあさんといっしょ」“お父さん”になった、体操のまことお兄さんを直撃!「絵は得意?」「毎日窮屈じゃないですか?」…教育論まで全部聞いた!!

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「おかあさんといっしょ」(NHK・Eテレ)でお馴染みの“まことお兄さん”こと、福尾誠(29)が結婚していることが「文春オンライン」特集班の取材でわかった。福尾は2児の父親であり、家では“新米パパ”として奮闘している。

 福尾は2019年4月、小林よしひさ(40)からバトンを引き継いだ「12代目体操のお兄さん」だ。番組の終盤に秋元杏月(24)と一緒におこなう体操「からだ☆ダンダン」は、子どもだけでなくママたちからも大人気で、度々「まことお兄さん」がSNSのトレンド入りすることもあるほどだ。

 7月14日、取材班は帽子、マスク、サングラスで変装して自宅から出てきた福尾に声をかけた。福尾は“結婚して父親になったこと”については「私のほうから何か発言するのはルール上できないといいますか…」「NHKを通してくれれば」と明言を避けたが、「せっかく来ていただいたので、対応できるところは対応します」と答えた。自身も“新米パパ“であり、「おかあさんといっしょ」を毎朝子どもと一緒に欠かさず観ている記者の”質問攻め”に、まことお兄さんは1時間にわたって丁寧に答えてくれた。(#1から続く)

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直撃取材に応じる福尾 Ⓒ文藝春秋 撮影・細田忠

◆◆◆

「自分が一番、子どもたちへの思いが強かったから」

「ここは住宅街の歩道ですし、歩行者の邪魔になるので近所の公園で話しましょうか」

 福尾はサングラスをはずし、記者に向かって笑みをむけた。公園のベンチに互いに座り、適度な距離を取って、取材は再開された。

――では、すみません。本当に何でも聞かせていただきます(笑)。「体操のお兄さん」になるための倍率はものすごく高いと聞きます。自分がお兄さんになれた決め手はなんだったと思いますか?

「自分でいうのが正解かわからないんですけど、僕がオーディションを受けた人のなかで一番、子どもたちに対する想いが強かったから。それだけだと思います。昔から子どもが好きで、教育に関わる仕事がしたかったので」

「おかあさんといっしょ」ではママからの人気も大きい福尾(右端) 公式ホームページより

――先代の“よしお兄さん”(小林よしひさ)が14年間「体操のお兄さん」を勤めました。交代の際はプレッシャーもあったのでは?

「それは特にないです。『おかあさんといっしょ』という番組は60年続いているのですが、やはり1人が60年繋げたわけではなく、いろんな人がタスキを繋げてきています。しかもそのそれぞれが同じことをしてきたわけでなく、皆に個性があり、カラーがある。そのなかで今回、私を選んでいただいて、もちろん歴史を大事にする部分もありますけど、個性を出さないといけない部分もあると思いますから」