2021年上半期(1月~6月)、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。YouTuber部門の第5位は、こちら!(初公開日 2021年4月3日)。
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3月17日、児童買春・ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕されたワタナベマホト(本名・渡邉摩萌峡)氏(28)。草創期から活躍し、ユーチューバーの“帝王”と呼ばれた男の正体とは。(注・ワタナベ氏は4月2日に釈放。記事は「週刊文春」3月25日発売号より転載。日付、年齢、肩書きは当時のまま)
「俺はロリコンだから今の彼女では興奮しない」
事件発覚のきっかけも、ユーチューブの動画だった。
「1月21日、ワタナベはアイドルグループ『欅坂46』元メンバー・今泉佑唯(22)との結婚と今泉の妊娠を発表。すると同日夜、別のユーチューバーが、ワタナベが15歳の女子高生に陰部などのわいせつ画像を送らせていたと生配信で暴露したのです」(芸能記者)
これを受け、翌日には所属事務所がワタナベの契約を解除。3月2日には引退表明に追い込まれた。
「ワタナベは女子高生に、『30枚で電話での言葉責め、50枚なら会える』と持ち掛け、1カ月の間、毎日のように裸の画像を『修行』と称して送らせていた。『俺はロリコンだから今の彼女では興奮しない』などと告白していたようです。実は発覚後、被害者とは示談交渉をしていたが、スマホに別の女性のわいせつ画像が見つかったことを警察は重く見て、逮捕に至った」(社会部記者)
夜中に不良連中と集まり……グレていた中学時代
1992年、大分県に生まれたワタナベは幼少期に西東京市に転居。都営住宅で両親と妹と暮らしていた。
「親父さんは内装業の仕事をやっていて、バンド好き。マホトも小さい頃からバイオリンを習っていました。しかし中学時代にグレ始め、都営住宅内の公園で夜中に不良連中と集まり、タバコを吸ったりカップ麺を食べたりして、町内会で問題になっていた」(近隣住民)