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〈フェンシング金メダル〉メンバーの“恋”で亀裂が入ったチームは、なぜまとまったのか

 7月30日、日本フェンシング史上初となる金メダルを獲得した男子エペ団体。自力で出場権が取れず、開催国枠での出場だったが、見事“下剋上”を果たした。

 その立役者の一人が宇山賢(さとる・29)だ。元々団体の補欠メンバーとして登録されていたが、1回戦の米国戦から目覚ましい活躍を見せた。

「エースの見延和靖が不調だったため、宇山にバトンタッチ。ここで点差を詰め、逆転の口火を切った。以降は決勝まで全試合に出場し、チームの危機を救いました」(スポーツ紙記者)

特技のギター演奏をSNSにもアップする宇山

チームに亀裂が入った宇山の“恋”

 4人のメンバーが一丸となって掴んだ金メダル。だが、五輪直前までチーム内には不協和音が流れていた。

 チームに亀裂が入ったのは昨年の春頃のこと。きっかけは宇山の“恋”だった。

「アナリストとしてチームを支えていた20代後半のAさんと、宇山の交際が発覚したのです。Aさんは東京五輪代表の選考に大きな影響力を持つコーチの側近。2人の交際は選考の公平性が歪められるのではと、選手たちから不安の声が上がりました」(協会関係者)

 さらにこんなトラブルも。

「昨年5月頃、宇山とAさんが主導して合宿を計画したのです。しかし当時は緊急事態宣言下で、代表選手が集まる練習は禁止。問題視した選手の指摘で合宿は中止になりました」(同前)

 

 今年1月の緊急ミーティングで、交際問題が話題となった。すると宇山は机を蹴り、「アシスタントコーチが辞めて、彼女の仕事が激増したから手伝ってるだけ」と交際を否定。その後、Aさんは休養に入った。

 そして3月、チームは東京五輪の出場権がかかったロシアW杯に挑むもベスト8で敗退してしまう。