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連載シネマチャート

2001年、アルゼンチン 銀行に預金をだまし取られて…逆襲を誓う庶民たちの“奇想天外な作戦” 「明日に向かって笑え!」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

2001年8月、アルゼンチンの小さな田舎町。妻リディアと共に小さなガソリンスタンドを営むフェルミン(リカルド・ダリン)は、廃倉庫を買い取って、農業協同組合を作ろうと動き出す。町民たちから集めた15万ドルを元手に、不足分の融資を銀行に相談すると、支店長から全額の預金を指示される。その翌日、金融危機によりドル預金が凍結され、フェルミンたちは無一文になってしまう。支店長が弁護士のマンシーと共謀し、顧客のすべてのドル預金を奪ったと知ったフェルミンたちは、夢と貯金を取り戻すために、奇想天外な作戦を実行する。

〈解説〉

アルゼンチン金融危機を背景に、庶民の反撃を描くヒューマン・ドラマ。監督・脚本は『コブリック大佐の決断』のセバスティアン・ボレンステイン。116分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆カタキ役の人物造型に新味が乏しく、型通りの庶民讃美映画に。若い2人の恋も絡ませるというサービスだが、乗れず。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆紋切型で脇も甘いが、悪名高い金融危機が背景にあるだけに、手口が雑でも笑ってうなずける。バクーニンまで出てきた。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆コミカルに楽しめる演出だが、従順な働き者たちが本気で怒った時のパワーを切実に描いている。貴方だったら怒れる?

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆『アスファルト・ジャングル』型の強奪劇を田舎町で柔らかく応用。システムに搾取された庶民が逆襲を誓う社会派喜劇。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆国民性が脈打つ登場人物たちの魅力を演出が引き出す。人ごとではない、生活が懸かったアルゼンチン版オーシャンズ11?

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
©2019 CAPITAL INTELECTUAL S.A./KENYA FILMS/MOD Pictures S.L.

『明日に向かって笑え!』(アルゼンチン)
8月6日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
https://gaga.ne.jp/asuniwarae/

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