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でんぱ組.inc「結婚だけを無視するのは違う」産休を経て目指す“これでよかった”と言える未来

2021/08/21

source : 提携メディア

genre : エンタメ

でんぱ組.inc「結婚だけを無視するのは違う」産休を経て目指す“これでよかった”と言える未来

 

でんぱ組.incの相沢梨紗、プロデューサーのもふくちゃん(福嶋麻衣子)、振付演出を担当するYumikoに聞く「アイドルと結婚」にまつわるロングインタビュー。(全3回、前編はこちら )。

前編では、でんぱ組.inc・古川未鈴の結婚後の活動継続と出産に対して、リーダーの相沢梨紗とプロデューサー陣がどのような思いを抱いたのかを聞いた。中編では、メンバーのひきこもりの過去を楽曲としてさらけ出すにとどまらず、結婚をテーマにした楽曲の制作して結婚をも“エンタメ化”する、いわばドキュメント性の髙い活動をすることになった経緯を探る。

秋葉原に辿り着いたのは、今までの自分をリセットしたかったから

──結婚と出産をオープンにしただけでなく、それをテーマにした楽曲「私のことを愛してくれた沢山の人達へ」「結婚してもMAMAになっても君は永遠にぼくのIDOL♡」なども制作。このドキュメント性の髙い動きは、2013年リリースの、各メンバーの過去を掘り下げた楽曲「W.W.D」に端を発しているように感じます。言葉通り偶像だったアイドルから、「いや、みんな人間なんですよ」と強く発信したことで、現在にまでつづく流れができたというか。

相沢 あの曲、みんな歌うの嫌がってたよね。だって、最初は泣きながらやってたから。「こわ〜い、無理無理〜」って。

もふくちゃん 最初の歌詞の時点でNG出したもん。会員番号の自己紹介みたいなかわいい曲にしてくださいってお願いしたのに、何このド暗い歌は! 全然違う!って。

Yumiko 最初に披露したのはリキッドルームだったと思うけど、学芸会みたいになって、お客さんも大笑いして聴いてたよね。本人たちも“自分の歌”とは捉えられないから、キャッキャしながらコントみたいにやってた。そのあと、歌について深堀りしていくタイミングで、「嫌だ嫌だ」って言い出して。

もふくちゃん みんな自分の話はしたくないって気持ちが強かったよね。