昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

「王子様が幸せにしてくれる、そんなの幻想」でんぱ組.incが歌うシスターフッド的世界観

2021/08/21

source : 提携メディア

genre : エンタメ

「王子様が幸せにしてくれる、そんなの幻想」でんぱ組.incが歌うシスターフッド的世界観

 

連載「アイドルとシスターフッド」の#1「アイドルと結婚」(全3回の後編/前編中編はこちら)。

2021年4月に新メンバーを加え、新体制で発表された「プリンセスでんぱパワー!シャインオン!」はシスターフッドの観点から強力なメッセージ性を持つ楽曲となった。「玉虫色ホモサピエンス」では産休中の古川未鈴が“天の声”としてパフォーマンスに参加するなど、年齢や結婚を理由に活動を制限しない実験的な活動をつづけている裏側を聞いた。

20代後半から30歳をめどに活動を終了するアイドルたちと、でんぱ組.incの違いは、どこにあるのか。

それぞれの世界で生きるお姫様が集まったアベンジャーズ

──古川さんが結婚、出産してもアイドルをつづけることに加えて、4月に発表した新メンバー加入後初の楽曲「プリンセスでんぱパワー!シャインオン!」は、シスターフッド的な観点で非常に強力なメッセージ性を持っています。〈王子様が幸せにしてくれる。そんなの幻想〉〈幸せなんてものはね むしゃりむしゃり掴み取れや てめえの手で〉という歌詞を含め、そういう方向性の曲をオーダーしていたんですか?

もふくちゃん いや、あれはヒャダインさんの気持ち。新メンバーはこういう人たちで……っていうメンバー構成の説明書みたいなものは作りましたけど。

Yumiko でんぱ組.incが今までやってきた物語のその次だから、「物語のつづき」をテーマにしたいって話はちらっとした記憶があります。絵本を閉じたあとの物語はどうなるの?っていうのは話してたかも。あとはもうヒャダイン様のお気持ちです。

もふくちゃん メンバーを見てヒャダインさんが解釈してくれたっていうことかな。「王子様が……」ってところはまさにそう。資料を見て「これはもう、完全にセーラームーンのあれですね」って言ってました。

──それは新メンバーの天沢璃人さんを見て、“セーラーウラヌスじゃん”と感じるみたいな。