東京五輪の閉幕から一夜明けた8月9日、銀座に現れたIOCのトーマス・バッハ会長(67)。SPや大会関係者らを引き連れ、商業施設「GINZA SIX」の周辺を散策していた。
「組織委の橋本聖子会長も『エッ、聞いていない』と漏らしたそうです。大会を通じ、選手や関係者の行動は厳しく制限されました。観光目的で外出したとして参加資格を剥奪された例もあった。それだけに、バッハ氏の行動には『示しがつかない』と批判が集まったのです」(組織委関係者)
だが、この日だけではなかった。実は五輪期間中も、バッハ氏は“銀ブラ”に繰り出していたのだ。
目撃者が証言する。
「開会式4日後の7月27日の夜7時半過ぎ、SPを引き連れ、銀座から500メートルほどの京橋にあるアーティゾン美術館から出てきたのです。近くにはパトカーや、五輪マークの車両が止まっていました」
その時の様子を収めたのが、下の写真だ。
ただ同時間帯には、日本が金メダルを獲得した女子ソフトボールの決勝や柔道男子81キロ級決勝、競泳男子100メートル自由形予選などが行われていた。競技会場から離れ、バッハ氏はなぜ美術館に現れたのか。