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連載シネマチャート

「どちらかが先に死んだら、残された方は…」16歳と18歳、美しい少年たちの“運命の出会い”と“永遠の別れ” 「Summer of 85」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

1985年夏、ノルマンディー。16歳のアレックス(フェリックス・ルフェーヴル)は、セーリング中に突然の嵐でヨットが転覆し、18歳のダヴィド(バンジャマン・ヴォワザン)に救出される。シャイなアレックスは、奔放で大人びたダヴィドと惹かれ合い、初めての恋に落ちる。ダヴィドからの提案により、2人は「どちらかが先に死んだら、残された方はその墓の上で踊る」という誓いを立てる。そして、ダヴィドはバイク事故で帰らぬ人となってしまう。アレックスは絶望の淵で、ダヴィドとの誓いに突き動かされる。

〈解説〉

『グレース・オブ・ゴッド 告発の時』に続くフランソワ・オゾン監督・脚本作。海辺の街を舞台に、少年たちの運命の出逢いと永遠の別れを描く。101分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆少しばかり『太陽がいっぱい』を連想させるが、こちらは少年同士。「墓の上で踊る」という約束がシブイ。明快な画面。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆オゾンが確信犯的に居直っている。登場人物のネジを外し、突飛な行動を重ねさせる。妙に音程の狂った歌のような映画。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆美しく温かな肌に二度と触れられない喪失感を、オゾン監督ならではの儚い初恋として楽しめた。イケメン好きは必見。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★☆☆ミステリー風『君の名前で僕を呼んで』の趣。マリンカラーの80s世界は鮮やか。この監督にしてはざっくりした味わい。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆懐かしい85年の肌触りを想起させる映像。フランス北部の海辺、衣裳、美術、音楽。『君の名前で僕を呼んで』より好み。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
© 2020-MANDARIN PRODUCTION-FOZ-France 2 CINÉMA-PLAYTIME PRODUCTION-SCOPE PICTURES

『Summer of 85』(仏)
8月20日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国順次ロードショー
https://summer85.jp/

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