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「花夏さんの家は二世帯住宅で、1階におじいちゃんとおばあちゃんが住んでいて、2階に花夏さん、お父さん、お母さんで住んでました。花夏ちゃんはひとりっ子で、大事に育てられていたと思います。優しくて礼儀正しくて、しっかりした子なんですよ。

報道陣が詰めかけ物々しい雰囲気だった向島警察署 ©文藝春秋

 5年前くらいかな、私が魚好きということを知って、お母さんと一緒に『メダカ飼いませんか?』とメダカを持ってきてくれたことがありました。今でもそのメダカは大事に育てています。小学校の時に私が語り部として戦争体験を花夏さんの学校へ話に行ったのですが、花夏さんが『隣のおじちゃんがきてくれた』って友達に明るく紹介してくれて、緊張もほぐれました。

 中学生の時は、よく花夏さんの友達が花夏さんの家に自転車で遊びに来ていて、友達も多かったと思います。男女分け隔てなく仲良くしている子でしたね」

花夏さんの平穏な日々を奪った和美容疑者の「嫉妬」

 家族仲も良好で、揃ってキャンプへ行く姿も見られている。花夏さん一家の平穏は、なぜ奪われてしまったのだろうか。死体遺棄容疑で逮捕された両容疑者は、取り調べに対し殺人をほのめかす供述もしているという。

「死体遺棄容疑での逮捕ですが、警視庁は殺人容疑も視野に入れて捜査しています。花夏さんは章平容疑者とツイッターで知り合っており、それに妻である和美容疑者が嫉妬してトラブルに発展したようです」(前出・全国紙記者)

逮捕された和美容疑者 ©文藝春秋

 妻の嫉妬が引き起こした凶行なのだろうか。両容疑者の人となりを取材すると、和美容疑者の恋愛事情は、これまでも順風満帆ではなかったようだ。