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連載シネマチャート

スランプに悩む作家が霊媒師に頼んだのは…元妻の霊が騒動を巻き起こすラブコメディ 「ブライズ・スピリット 夫をシェアしたくはありません!」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

1937年、イギリス。ベストセラー作家のチャールズ・コンドマイン(ダン・スティーヴンス)は重度のスランプに悩んでいた。締め切りに追い詰められた彼は、霊媒師(ジュディ・デンチ)に頼んで、7年前に事故死した前妻のエルヴィラ(レスリー・マン)の霊をこの世に蘇らせる。実は彼の小説はすべて、生前のエルヴィラが考えたものだったのだ。エルヴィラは夫に後妻のルース(アイラ・フィッシャー)がいることにショックを受けるが、昔のように作品を共作し、思い出の場所でデートを重ねるうちに、チャールズと離れがたくなってしまい……。

〈解説〉

ノエル・カワードの戯曲を映画化。作家の元妻の霊が騒動を巻き起こすラブコメディ。監督はドラマ「ダウントン・アビー」のエドワード・ホール。100分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆突飛な設定の話だが、'30年代の時代色(ファッションやインテリア)が楽しく見応えあり。セリフの妙、J・デンチの貫禄。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★☆☆☆いまごろN・カワードに挑んだ意図がわからない。芝居がぬるい。甘さだけが残って気の抜けたシャンパン。彩色は華やか。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆エレガントで瀟洒な演出。登場人物も皆美しい。それが霊媒師の登場で、見事に無茶苦茶な成り行きに。S的元妻が素敵。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆ホラーチックな地獄巡りを陽気なラブコメに変換する話術の妙。ノエル・カワードの才を呑み込み易く現在に伝える好企画。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆ブラックでラブリーな印象だが、ジュディの降霊術でも英国の粋とウィットと呼ばれた原案者のノエルの精神は蘇らず。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
© BLITHE SPIRIT PRODUCTIONS LTD 2020

『ブライズ・スピリット 夫をシェアしたくはありません!』(英)
9月10日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
https://cinerack.jp/blithespirit/

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