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genre : ライフ, 人生相談

息子と彼女は3年前から同棲を始め、息子は2年半帰ってきていない。

「私は仕事と子育てを両立できるよう頑張ってきたつもりです。平日は両親に預け、土日祝日は夫に預けて生後3カ月から美容室で働き、3歳前から幼稚園。店が休みの日はお弁当を作って公園に行ったり、クッキーを作ったりと、できる限り子育てを頑張ったつもりです。でも、息子は腐ってしまった。でもどんなに腐っても私の息子です。育てた責任は取らなければと思います。いつか自立して、『生きてて良かった』と思えるようになってほしいですね……」

2020年後半、生みの父親が亡くなった。

蜂谷さんにとっての親は、育ての親だ。生みの父親が亡くなると、生みの母親が介護経験のある蜂谷さんを頼ってきたが、生みの両親には子供が3人いる。蜂谷さんは、3人のうちの誰かを頼るよう生みの母親に話した。

生みの両親が近くにいながら、養父母に育てられ、2人を介護の末、看取った蜂谷さん。両親の介護は終わったが、いまだ成人した息子の将来を見通すことができないでいる。

旦木 瑞穂(たんぎ・みずほ)
ライター・グラフィックデザイナー
愛知県出身。印刷会社や広告代理店でグラフィックデザイナー、アートディレクターなどを務め、2015年に独立。グルメ・イベント記事や、葬儀・お墓・介護など終活に関する連載の執筆のほか、パンフレットやガイドブックなどの企画編集、グラフィックデザイン、イラスト制作などを行う。主な執筆媒体は、東洋経済オンライン「子育てと介護 ダブルケアの現実」、毎日新聞出版『サンデー毎日「完璧な終活」』、産経新聞出版『終活読本ソナエ』、日経BP 日経ARIA「今から始める『親』のこと」、朝日新聞出版『AERA.』、鎌倉新書『月刊「仏事」』、高齢者住宅新聞社『エルダリープレス』、インプレス「シニアガイド」など。

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