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2021/09/22

眞子さまは小室家に共感

 筆者の取材でも、母親の元婚約者は、「食事の後に手を握ろうとしたら振り払われた」と言い、「(母親は)どちらかというと潔癖な方」だと話していた。

 ただ、一人息子である圭さんへの溺愛ぶりは相当なものがあると感じた。これも元婚約者から聞いたエピソードだが、小室さんが学生時代に留学する際、元婚約者が運転する車でドラッグストアに立ち寄ったところ、母親が避妊具を買い与えた。小室さんも元婚約者の前でそれを黙って受け取ったというので、正直驚いた。

 親一人子一人で世間の荒波をかいくぐって来た自負はあるだろう。母親にとって小室さんは何よりの希望であることは事実だ。小室さんもわずか10歳の時に父を亡くし、母親を守りたいという気持ちは人一倍強いにちがいない。眞子さまは、そういう2人に共感なさっただろう。金銭問題についても小室さんを支持している。

1998年冬、長野・菅平でスキーを楽しむ小室さん一家 宮内庁提供

 感染者が多いニューヨークでの生活を母親と眞子さまは心配しているというが、小室さんの留学はすでにロースクールの最終年(3年目)に入り、21年5月には修了する予定だ。現在は、修了後の7月に受験するとみられるニューヨーク州の司法試験に向け、大学の授業を対面とオンラインで受けている。試験の結果が12月半ばまでに発表される。眞子さまは30歳を迎えられている。

眞子さまは逆風が吹き荒れる中を突き進まれてきた

 秋篠宮が会見で「結婚容認」を示された頃、結婚によって皇籍離脱した皇族女子に「皇女」という新たな尊称を贈る新制度案が急浮上した。愛子内親王殿下、眞子さま、佳子内親王殿下、黒田清子さんを対象として、結婚した後も皇室の活動を継続していただき、皇室の負担軽減を目指すという案だ。特例法を制定し、公務員としての手当も支給される。結婚を認められた眞子さまを「第一号」と意識しての新制度であることは明らかだった。創設された場合、眞子さまが結婚した後も皇室の活動を行っていくことになるが、果たしてそのお姿は見られるのだろうか。

眞子さま 宮内庁提供

 名古屋大学大学院人文学研究科の河西秀哉准教授はこう話す。

「皇族が減ってしまう問題は前々から解決すべき問題でした。しかし女性宮家の創設はハードルが高く、小室さん問題でさらに後退した。今回は、民主党政権時代に議論していた3つの案の中で最も軽いものを採用した感じがします。小室さんに対する逆風や保守派にも配慮ができ、皇室典範を変えなくてもいいから玉虫色。眞子さまの結婚に間に合わせたのでしょうが、継承問題の解決策にはなりません」

 眞子さまと小室さんは、この3年間も逆風が吹き荒れる中を突き進まれてきた。何があってもお二人の堅い意思は揺らぐことはないだろう。

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