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「会見後、球団は各メディアを呼んで、『佐藤輝は二軍降格がほぼ決定したと書いてもらっていいが、監督がキレた場面は載せないように協力して下さい』と説得していた。コロナ禍以降、取材規制を盾に、都合の悪いコメントを載せないように要請する動きが続いていますが、無視して書いて監督の優勝手記を引き上げられたらどうしようもない。どこのメディアも渋々呑んでいます」(同前)

矢野監督が焦る理由とは?

 これだけ矢野監督が焦るのには理由がある。佐藤輝の不調は、自らの進退にも関わってくるからだ。

「矢野監督は3年契約の最終年。7月には球団が来季続投方針を固めたとメディアが一斉に報じましたが、もし後半戦で失速して優勝を逃せば、責任を取って辞めさせることもこの球団だと大いにありえる。加えて阪神の未来を担う佐藤輝を復活させられなければ、指導力不足の烙印も押されますからね」(前出・番記者)

 9月2日、甲子園の室内練習場では佐藤輝の周りに矢野監督、井上一樹ヘッドコーチ、北川博敏打撃コーチらがバットを持って集まり、身振り手振りで必死に指導する姿が見られた。

 だが、当の本人に焦りはあまりないようだ。

「大学時代も打率1割台に低迷した時期があったが、テルはよく『今までが出来すぎ』と言ってましたから。マイペースな性格も変わらず、最近も『なるようになりますよ』と泰然としていたので、周りがジタバタしない方がいいんですけどね」(大学野球関係者)

 矢野監督は“虎の子”の復活を祈るしかない。

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