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《16歳で妊娠》「軽い気持ちで検査したらまさかの陽性で…」「ママに殺される」厳格な両親に妊娠を伝えた日

ギャルママ聖菜インタビュー#1

 現在19歳の『egg』モデル・聖菜さんは2歳の娘を育てるギャルママとして世間から人気を得ている。

 彼女の魅力は一体どこにあるのだろうか。妊娠、結婚、離婚、子育てについて詳しく話を聞いた。(全2回の1回目/後編を読む)

©今井知佑/文藝春秋

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なんて言おう、理解してもらえるわけないよな…って

——聖菜さんの妊娠がわかったのはいつだったのでしょうか?

聖菜 高校2年の6月です。

——お相手は同級生でしょうか?

聖菜 いえ、2つ上の先輩です。中学が一緒だったので面識はあったんですけど、お付き合いを始めたのは高校1年の夏です。それまで聖菜は彼氏もできたことなくて。高校生になった時に偶然夏祭りで再会して、そこからお互いに好きになって、お付き合いすることになりました。

——ご両親はお付き合いしていることは知っていたのでしょうか?

聖菜 お母さんは知っていました。家にきたこともあるし、地元も同じだし。お父さんは全く知らなかったです。

——妊娠していることを知った時どういう気持ちでした?

聖菜 びっくりしました。生理が1週間遅れていたので、一応検査したんです。絶対妊娠しているわけないけど、一応検査だけ…と。生理が遅れていることを彼が心配していたので、安心させるために軽い気持ちで検査したらまさかの陽性で、本当に驚きました。何も考えられず頭が真っ白でした。とりあえず「殺される」と思いましたね。

——それは誰に?

聖菜 お母さんです。絶対にそういうことはダメだよって日頃から口すっぱく言われていたので。「そういうの本当にないよね? そういえば生理遅れてるけど、違うよね?」って直前に言われていて…。どうしよう、なんて言おう、理解してもらえるわけないよな…って。

——一番最初に妊娠したことを話したのは?

聖菜 彼氏にすぐに話しました。その時彼は高校を卒業して働いていたんですけど、朝、「赤ちゃんできた」って直接言いました。でもすぐに仕事に行ってしまったので、それ以上は何も話せず。仕事中に彼からLINEがきて「すごく嬉しい。絶対産みたい」と言ってくれて、だから私たちの中で堕ろすという選択肢はなかったです。初めてできた彼氏との間に命が授かったのに堕ろすなんて絶対なかったです。

——当時彼が18歳、聖菜さんが16歳ですよね。不安な気持ちはありませんでしたか?

聖菜 なかったです! あまり先のことを考えていなかったかもしれません。ギャルだったので、まあなんとかなるっしょ! って。考えても未来はわからないし、でも大好きな人との間にできた大切な命なので、絶対に産むって気持ちが強かったです。