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「出勤しても机もない」眞子さまに“職員への感謝”を教え続けた秋篠宮家 宮内庁との“風通し”は?

#2

2021/10/07

source : 文藝春秋 2014年5月号

genre : ニュース, 社会

 秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さんのご結婚については、今なお国民のあいだでさまざまな議論が巻き起こっています。「文藝春秋」は秋篠宮家の内実を報じてきました。秋篠宮さまと親交の深い江森敬治氏(毎日新聞編集委員)による寄稿(「文藝春秋」2014年5月号)を特別に全文公開します。(全3回の2回目/#3へ続く)

昭和天皇の武蔵野陵を参拝された眞子さま ©JMPA

(※年齢、日付、呼称などは掲載当時のまま)

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紀子さまは、できるだけ多く悠仁さまと過ごす時間を

 私は、紀子さまは、娘2人のときもそうであったが、悠仁さまの興味や関心を大切に受け止めているように感じる。他の保護者と一緒に学校の活動を手伝うために学校を頻繁に訪れていることもそうなのだが、皇居に出掛けて皇室新年用の春飾り作り、博物館や美術館の見学や山歩きなど、時間を見つけて、公的活動の合間を縫って紀子さまは、悠仁さまと過ごす時間をできるだけ多く作っているようだ。

ブータン王国へ出発される悠仁さま ©JMPA

 本物に接しながら、自分の力で考え、学ぶという紀子さまの姿勢を、私は強く感じている。

 私が宮さまと初めて会ってから、今年で23年になる。秋篠宮ご夫妻が結婚して来年で25年だ。結婚当時の秋篠宮邸は、今よりもずっとこぢんまりしていた。住居と事務棟は屋根付きの渡り廊下でつながっていた。事務棟も手狭で、事務室の机に宮さまが座っていて、私は驚いたことがあった。筆頭宮家とはいえ、当時の職員は7人ほど。トップの宮務官が、ご夫妻の国内の公的活動や外国訪問について取り仕切っていた。

2020年、佳子さまのお誕生日に際してのご近影 宮内庁提供

 眞子さま、佳子さま、そして、悠仁さまが生まれ、家族は5人に増えた。皇太子ご夫妻に男の子はなく、皇位継承順位は皇太子さまに継いで、秋篠宮さまが第2位、悠仁さまが第3位となっている。秋篠宮ご夫妻と眞子さまに加えて、今年からは佳子さまが成年皇族の仲間に入る。成年皇族4人となり、今後の活動の場がさらに広がると期待されている。