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内部文書入手 飲酒でピーチ航空が通常よりCA1人減で飛行していた

 国内最大規模のLCCピーチ・アビエーションで、CAのアルコール検知事案が起こり、通常よりCAを1人減らして運航していたことが、「週刊文春」の取材で分かった。

 事案が発生したのは9月13日の午前。仙台発関西国際空港行きの便に搭乗する予定だったCAから、アルコール反応が出たのだ。ピーチ社社員が語る。

「このCAは前夜にお酒を飲み、出勤前にホテルで自主検査をしたところ、アルコール反応が出てしまい、チーフ・パーサーにも伝えた。しかしチーフ・パーサーは報告を聞き、誤反応かもしれないし、出頭したときの検査でゼロになればいいと会社に報告をしなかった」

関西空港が拠点のピーチ ©共同通信社

 だが、空港の検査でもアルコールが検知され、この時点でチーフ・パーサーは初めて会社に報告した。結果、ピーチ社は直前になってCAを乗務から外し、通常は4人編成のところ3人で運航することとなったのだ。現役CAが解説する。

「CAの数は旅客機のドア数にリンクしており、4つドアがあれば最低4人は必要です。3人での運航は、急病でCAの補充が出来ないなどの“非常事態”のみです」

 またピーチ社は、この件を口外しないよう指示した文書を全社員に送っている。日付は事案発生の当日。会社からのメールに添付されている文書には、次の文言が赤線で囲まれ、強調されている。

〈本事案は、監督官庁への報告を終えているが、メディア等への告知の対象外である。無用の混乱を防ぐために社外秘としている。SNS等への掲載は厳禁であり、情報の社外流出を行わない事〉

社外秘の理由は「無用の混乱を防ぐため」

 事実関係をピーチ社に尋ねると、事案は認めた上で、こう答えた。

「(マスコミに発表しなかった理由は)ルールに基づいて対応しました。(CA3人で運航したことは)規定上、旅客50名につきCAが一人いれば問題はなく、当該便は旅客数が84名。CAが3名でも全く問題ありません」

 だが航空評論家・秀島一生氏はこう指摘する。

「ホテルでアルコールを検知した時点でアウト。チーフ・パーサーはすぐCAを外す判断をすべきでした。対応が早ければ他の便や近隣空港から交代要員を寄越すことも出来たはず。法律上、3人での運航が問題なかったとしても、安全のため最大限の努力はすべきだったでしょう」

 当のCAが飲んだアルコールの分量、CAはアルコール反応が出て何と弁明したのか、そしてもう一つの社内文書の中身など、詳しくは9月21日(火)16時配信の「週刊文春 電子版」及び9月22日(水)発売の「週刊文春」が報じている。

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