高知県内のペットショップによると、自宅で過ごす時間が長くなり、癒やしを求めて犬や猫などを飼い始める人が急増しているという。
しかし、「想像より世話が大変だった」「ペットが子どもを生んで育てられなくなった」などの理由から、飼育を放棄する飼い主も増えている。
NPO法人アニマルサポート高知家・吉本由美理事長:
後ろ髪を引かれるような思いで遺棄する方もいると思うが、どこへ電話したらいいのか、誰に相談したらいいのかわからないのが一番よくなくて。行政に相談窓口をつくっていただだくことが一番の早道だと思う
「命」迎え入れる覚悟…問われる“飼う側”の責任
2019年6月、動物愛護法が改正された。
飼い主がペットを捨てた場合、これまで100万円以下の罰金刑だけだったが、1年以下の懲役刑が加わり、厳罰化されている。
高知県警は2019年からの3年間で、犬や猫を遺棄したとして、3件を検挙している。
遺棄されるペットを減らすために、私たちにできることとは。
NPO法人アニマルサポート高知家・吉本由美理事長:
ペットショップに行けばかわいいですよね。命を全うするまで自分たちの家族として迎え入れるということをもっと考えて、安易にかわいいだけで迎え入れないでほしい
家族として、新たな「命」を迎え入れる覚悟はあるか。
コロナ禍の中で、私たち“飼う側”の責任があらためて問われている。
(高知さんさんテレビ)