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「ちょっとだけ異常値がヤバい」から、気づいたときには手遅れの"沈黙の病"について

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genre : ライフ, 医療, ライフスタイル

「ちょっとだけ異常値の人がヤバい」気づいたときには手遅れの"沈黙の病"をご存じか【2021上半期BEST5】

2021年上半期(1月~6月)、プレジデントオンラインで反響の大きかった記事ベスト5をお届けします。健康部門の第2位は――。(初公開日:2021年4月23日)

患者数が2100万人を超えて糖尿病以上に多くなっている「新・国民病」がある。「慢性腎臓病(CKD)」だ。発症すると様々な病気の死亡率が平均4倍に上昇し、新型コロナをはじめウイルス感染症の悪化リスクも高まる。一度人工透析になれば、一生やめられない。「実は、人間ドックや健康診断では予兆を捉えることができないのです。働き盛り世代は一刻も早く対策が必要」と、20万人の患者を診た牧田善二医師が警鐘を鳴らす──。(第1回/全6回)

※本稿は、牧田善二『医者が教える最強の解毒術』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。

健康診断で、だんだん「異常値」が出てきていませんか?

「若い頃は問題なかった血圧が、だんだん高くなってきた」
「血糖値が高めで、糖尿病予備軍だと指摘された」
「ダイエットをしようと思っているけれど、体重は増える一方だ」

コレステロール値や尿酸値の異常など、あなたが働き盛りの世代なら、健康診断でなにかしら指摘され始めているのではないでしょうか。そして、「でも、たいした自覚症状があるわけでもないし……」と、対処を先延ばしにしているかもしれません。

たしかにがんのような病気と違い、ここに挙げたような症状が命に直結することはありません。では、あなたは自分の健康について、今のままの状態を続けていていいのでしょうか。

絶対に「否」です。

写真=iStock.com/ljubaphoto ※写真はイメージです - 写真=iStock.com/ljubaphoto

気づかぬうちに手遅れになる恐ろしい病

実は、一般的な健康診断では見落とされるのが「腎臓」で、そのために、毎年4万人もの人たちが人工透析になり、年間3万人が命を落としています。

さらに、腎臓が悪いと心筋梗塞(しんきんこうそく)、脳卒中、がんの発症率が上がり、その進行を早め、早死にすることがわかっています。また、高血圧や糖尿病、肥満などがあれば、腎臓がどんどん悪くなることも証明されています。