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処分を待つ間、再び売春に手を染めた理由

 今年2月25日、警視庁の署員から再び校長へ連絡が入った。

「A先生が昨日、また逮捕されましたので」

 処分を待つ間、A子は再び夜の街での売春に手を染めていたのだ。冒頭の都教委担当者によれば、彼女は調査に対し、こう動機を話しているという。

「学生時代から好きなミュージシャンや洋服にお金を使っていました。クレジットカード決済をしていて、消費者金融からもお金を借りた。雪だるま式に借金が増え、総額300万円に膨れ上がってしまいました」

 借金返済のために、“立ちんぼ”を始めたのは、昨年2月頃。風俗スカウトマンから「手っ取り早く稼げる仕事がある」と紹介されたのがキッカケだった。

「感染拡大で一時期、路上に立つのを控えていたようですが、昨年7月から再開。逮捕される11月までの4カ月間は週2~3回、客を相手に売春していたと見られます」(前出・記者)

 再び起訴猶予処分となったが、9月13日付で懲戒免職となった。もちろん、退職金は支払われない。

東京都には約6万5000人の教員が ©文藝春秋

 A子は今、こう反省の弁を述べているという。

「大変なことをしてしまいました。もう教師を続けられるとは思っていません」

 彼女が立つべきは、大久保の路上ではなく、教え子たちが待つ教壇だった。

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