〈解説〉
きのこの知られざる力に迫るドキュメンタリー。菌類学者のポール・スタメッツや、植物と食に詳しいジャーナリストのマイケル・ポーラン、人気フードライターのユージニア・ボーンら様々な専門家が出演。アルツハイマーやがん、うつ病やPTSDの治療や、石油による海洋汚染の解決における、きのこ・菌類の可能性を解説する。監督・撮影はナショナルジオグラフィックのドキュメンタリーや、『ディズニーネイチャー 花粉がつなぐ地球のいのち』で知られる映像作家、ルイ・シュワルツバーグ。多種多彩なきのこや菌類をタイムラプスやマクロレンズで撮影する。ナレーションは『ルーム』のブリー・ラーソン。81分。
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中野翠(コラムニスト)
★★★★☆色といい形といい、何故こんなに凝ったデザイン、しかも多彩。驚き、笑う。森の中の神秘。上映時間81分というのも適切。
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芝山幹郎(翻訳家)
★★★☆☆薬効や生命循環など、きのこの科学や仮説には興味があるが、見せ方が疑問。万華鏡や高速再生の映像では説得力を欠く。
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斎藤綾子(作家)
★★★★★映像が神秘的。きのこが汚染された地球を浄化し、マジックマッシュルームは弱った心を穏やかに癒す。再見の価値あり。
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森直人(映画評論家)
★★☆☆☆せっかく風変わりで面白い題材なのだから、科学と分析の力でしっかり埋めて欲しかった。鵜呑みにしないで下さいね!
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洞口依子(女優)
★★★★★森全体と菌糸体の関係性はある意味、人間関係にも通じるもの有り。迷う者にある種の福音書的教示、幻惑的映像に☆。
- もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
- 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
- 料金の価値は、あり。★★★☆☆
- 暇だったら……。★★☆☆☆
- 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
『素晴らしき、きのこの世界』(米)
9月24日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
https://kinoko-movie.com/
