大阪府摂津市で新村桜利斗(おりと)ちゃん(3)が熱湯をかけられて殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された無職・松原拓海容疑者(24)と交際していた母親のA子さんが、桜利斗ちゃんの死亡後、松原容疑者との「子どもがほしい」と語るなど強い“依存関係”にあったことが「週刊文春」の取材で分かった。
桜利斗ちゃんは8月31日、自宅マンションの浴室で熱湯を浴びせ続けられた後、数時間にわたって放置され、全身やけどによる熱傷性ショックで死亡。松原容疑者は大阪府警の調べに対し、「シャワーの温度を徐々に上げて驚かす遊びをしていた。湯を故意に浴びせたわけではない」と容疑を否認しているという。
桜利斗ちゃんは9月4日、摂津市内で火葬された。その後、松原容疑者と桜利斗ちゃんの母親のA子さんは現場マンションで同居生活を再開している。
桜利斗ちゃんの遺骨に手を合わせるため、マンションを訪れたA子さんの知人が語る。
「リビングのカーペットには、桜利斗ちゃんの剥がれ落ちた毛や皮膚の一部が残ったままで、遺骨はカラーボックスの上に置かれていました」
知人に対し、A子さんはこう語ったという。
「正直ね、こんなん言うたらオリちゃんにもよくないとは思うんですけど。もしね、この人が(刑務所に)入っちゃったらほんまに私ひとりになるんですよ。いまは正直、子どもほしいと思っちゃう。お腹におるだけでも生きる気力になるかな、とか……」
そしてこう続けた。
「ひとりになった時に、一番って、子どもかなって思っちゃう。今もし、子どもができた場合、生きようって思えるし、絶対この子はほんまに守ろうって思えるようになるんかなとか」
松原容疑者が逮捕された時、A子さんは彼の実家に身を寄せていたという。さらに松原容疑者の家族と仲良く買い物に行く姿も目撃されている。なぜA子さんは息子を死なせた男性と、これほど親密な関係を続けられたのか――。
9月29日(水)16時配信の「週刊文春 電子版」および9月30日(木)発売の「週刊文春」では、「保育士になりたかった」という松原容疑者の生い立ちや、夜の街で出会った女性とのデートの内容、A子さんの育児放棄の実態、桜利斗ちゃんの火葬の際にみせた“異様な行動”などについて詳報する。

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