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「あからさまにする勇気が必要かな」ぺこ&りゅうちぇる夫妻が明かした"生理・性教育”に対する“本音”

『生理CAMP みんなで聞く・知る・語る!』より #1

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 生理用品大手のユニ・チャームが行ったアンケートでは、男性の6割超が「生理中の女性に配慮してあげたい」と答えたものの、半数以上の男性は「生理について理解していない」という結果が出た。いまだ、生理についての男女の理解度には大きな開きがあるのが現状といえる。

 ここでは、「生理」について、さわやかに、オープンに語り合うテレビ番組『生理CAMP』の番組プロデューサー工藤里紗氏が監修、数々の女性誌や実用書でイラストを手がける上田忽子氏が漫画を担当した書籍『生理CAMP みんなで知る・聞く・語る!』(集英社)の一部を抜粋。タレントのぺこ&りゅうちぇる夫妻のインタビュー、そして、上田氏書き下ろしの漫画から、生理中の女性に対する男性の対応の可能性について紹介する。(全2回の1回目/後編を読む)

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生理は恥ずかしがることじゃない

――おふたりで生理の話をするようになったのはいつ頃ですか?

りゅうちぇる:ふつうに、だよね。

ぺこ:最初から私、「今、生理やねん」って感じだった気がします。私は生理を恥ずかしがる感覚がまったくなくて、「なんでナプキンを隠すの?」と思っていたくらいだから。

撮影=冨永智子
撮影=冨永智子

家族とは生理についてオープンに話す

――生理について学校で教わりましたか?

りゅうちぇる:まったく習っていないです。保健の授業は男女で分けられて、男子は自分の体の成長についてだけ。ただ、僕にはお姉ちゃんが3人いて、3人分の違う生理の症状を見られたことが大きい経験でした。お姉ちゃんもお母さんも言うほうでしたし、何も知らないお父さんまで入ってくる、みたいな家族で(笑)。このお姉ちゃんはお腹が痛くなるけど、このお姉ちゃんは機嫌が悪くなるとか、頭が痛くなるなとか、勉強になったんです。

「生理は恥ずかしがることじゃない」という感覚をもっていたので、その後、好きな人ができたときや、仕事の人間関係に女性がいるときなど、いろんな場面で役立ちました。