昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

ゲーム好き放送作家が観た「Nintendo Direct」、ふたつのサプライズ

2021/10/06

source : 提携メディア

genre : エンタメ, テレビ・ラジオ, 娯楽

ゲーム好き放送作家が観た「Nintendo Direct」、ふたつのサプライズ

 

9月24日朝7時からYouTubeで配信された「Nintendo Direct」。任天堂が新作ゲームや新情報を発表するイベントだ。今回は2021年冬発売のゲーム情報を中心に発表される予定だったのだが、ゲームファンの期待をいい意味で裏切る情報がいくつも発表された。『ゲームセンターCX』(フジテレビONE)などのゲーム番組を手がけるゲーム好き放送作家の岐部昌幸が、今回の「Nintendo Direct」の発表情報を振り返る。

「東京オリンピック2020選手入場曲、自分ならこれを選びたい」ゲーム好き放送作家・岐部昌幸が選ぶ名曲たち

眠気も吹き飛ぶふたつのサプライズ

朝6時50分。うっかりアラームをセットし忘れたのに、恐ろしいものでゲームのビッグイベント前にはちゃんと目が覚めるカラダになっている。世界同時配信のためにそうしているのか、朝早くに配信されることが少なくない「Nintendo Direct」(通称「ニンダイ」)。テレビでは一斉にニュースを報じている7時台からゲーム番組を観るなんて、MC江戸家小猫&新作ソフトコーナー担当ライオネス飛鳥という、攻めに攻めたキャスティングでおなじみ『ゲーム王国』(テレビ東京)以来だろう。

今回のニンダイは、“2021年冬発売のゲームを中心に情報をお届け”と告知されていた。既報ソフトの進捗状況を粛々と紹介する回もあるので、正直、過度な期待は禁物かな、などと思っていたが、フタを開けてみればとんでもない。
眠気も吹き飛ぶビッグサプライズが次々と繰り出されたのである。

サプライズ1 30年ぶりの神降臨!

個人的に今回のNo1サプライズだったのが、まさかの『アクトレイザー』復刻。1990年、スーパーファミコン黎明期に発売されたオールドゲーマーには忘れられない作品のひとつである。

ゲームの完成度もさることながら、『アクトレイザー』を語る上で欠かせないのがクオリティの高いBGM。
神である主人公が人々の平和を取り戻すため、魔物の巣窟へと降臨するゲーム冒頭のアクションステージ。その名も「フィルモア」のサウンドを耳にして、プレイヤーはおろかゲーム業界の人々も度肝を抜かれた。あまりの衝撃に当時、開発途中だった国民的RPG『FINAL FANTASY IV』のチームが、出来上がっていた音源をイチから作り直したという逸話も広まったほど(のちに「影響は受けたが、作り直した事実はない」と否定している)。