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連載シネマチャート

天才的な話術を持つ男が一躍人気YouTuberに…「何者かになりたい」とあがく若者たちの“暴走” 「メインストリーム」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

ロサンゼルスに暮らす20代の女性フランキー(マヤ・ホーク)は、映像作品をYouTubeで公開しながら、生活のために寂れたコメディバーでアルバイトをしていた。行き詰まりを感じていたある日、天才的な話術とカリスマ性を持つ男性リンク(アンドリュー・ガーフィールド)と出会い、魅了される。作家志望の友達ジェイク(ナット・ウルフ)を巻き込み、「ノーワン・スペシャル(ただの一般人)」と名乗るリンクを撮影した映像を公開すると、彼は一躍人気YouTuberとなる。しかし、リンクの言動は公私ともに過激さを増し、暴走していく。

〈解説〉

フランシス・フォード・コッポラの孫にあたるジア・コッポラ脚本・監督の、『パロアルト・ストーリー』に続く長編第2作。何者かになりたいともがく若者たちを、インターネット・カルチャーを背景に描く。94分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★★☆想像通りの教訓的な展開ながら、ポップな画面作りは楽しい。健やかな美貌のA・ガーフィールドの起用、ちょっと違和感。

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★☆☆☆毒もなければ笑いもない。狙った標的の輪郭が終始あやふやで、諷刺の仕方も雑。及び腰で時流に石を投げても仕方がない。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆そりゃそうなるだろうという展開で、狂気とも思えず。想像を絶する狂った闇が根差していると期待したぶん退屈した。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆露骨に57年のカザン監督作を下敷きにしているが、全体の設計は悪くない。ガーフィールドの迷惑系快演に星1つ進呈。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆アンドリューの役者としての奥深さを味わう。SNS風刺はZ世代向き。音楽のセンスに好感。ジアの次回作に期待。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
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『メインストリーム』(米)
10月8日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー
https://happinet-phantom.com/mainstream/

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