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母親は娘の頬を平手打ちして抱きしめ…

「久保木は16年9月の事件発覚後、報道が落ち着いたタイミングで実家に戻りました。両親から『愛弓じゃないよね?』と問われると、『違う』と首を振ってみせた。報道陣への恐怖感はありつつも、普段と変わらない様子だったといいます」(前出・記者)

 だが、18年6月、神奈川県警の聴取に犯行を自白。ホテルの一室で面会した母親は頬を平手打ちして抱きしめ、「信じていたのに」と詰ると、久保木は「ごめんなさい」と泣き崩れた。その日、二段ベッドで両親と一緒に眠り、過去に患者の家族から責められた経験を初めて語ったのだった。

久保木愛弓 ©️共同通信社

 ただ、「事件を起こす前に辞めればよかったのに」という母親の言葉には無言のまま。翌朝には「全て話してきます」と告げて部屋を後にしたという。

「公判では、両親が被告の結婚式の費用として貯めていた300万円を遺族への賠償金に充てたことも明かされました」(前出・記者)

 弁護側は犯行当時、被告が統合失調症の影響による心神耗弱状態だったと主張しているが、立件された範囲だけでも僅か数日間に患者3人の命が次々と奪われており、検察側は求刑で極刑を選択すると見られる。

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