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連載シネマチャート

意中の彼には“秘密の恋人”が…情緒不安定な「愛」が暴走する、いびつな三角関係 「ひらいて」を採点!

シネマチャート

〈あらすじ〉

高校3年生の木村愛(山田杏奈)は、成績もルックスも良く、目立つタイプの人気者だ。物静かで地味だがどこか謎めいている、クラスメイトの西村たとえ(作間龍斗)への想いを日に日に募らせていた。ある日、校舎の物陰で誰かからの手紙を大事そうに読んでいるたとえを目撃する。その手紙を盗み読みした愛は、手紙の送り主の新藤美雪(芋生悠)がたとえの秘密の恋人と知り、衝撃を受ける。愛はたとえへの想いを隠したまま、友達のいない美雪に近づき、急速に親しくなっていく。美雪との関係を知っていると明かした上でたとえに告白した愛は、想定外の対応に激しく傷つけられてしまう。この日から愛は情緒不安定になり、暴走し始める。

〈解説〉

高校生の歪な三角関係を描く綿矢りさの同名小説を、新鋭・首藤凜監督が自身の脚本で映画化。121分。

  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆幼い三角関係という構図だが、ヒロインばかりが盛りあがっているかのよう。青春のカラ回り感?それが狙いなのかも?

  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★☆☆☆「こっち向け」と言って少女が男を殴り飛ばす場面がなかったら、ずっと白けたままだったかもしれない。縁の薄い映画だ。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★☆☆制服姿の少女たちが愛おしく、美雪を傅かせるために性愛に浸る愛の傲慢さも可愛い。幸せに気づかぬ一時を楽しんだ。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆幼い三角関係を有刺鉄線で巻いた様な凄みがじっくり立ち上がる。名づけられぬ愛と痛みの時間を創出する粘りに拍手。

  • 洞口依子(女優)

    ★★☆☆☆大森靖子による主題歌と原作のあわせ技。PV感覚あれど、危うさ孕んだ少女の描写より実は男子を撮る方がお上手かも。

  • もう最高!ぜひ観て!!★★★★★
  • 一食ぬいても、ぜひ!★★★★☆
  • 料金の価値は、あり。★★★☆☆
  • 暇だったら……。★★☆☆☆
  • 損するゾ、きっと。★☆☆☆☆
©綿矢りさ・新潮社/「ひらいて」製作委員会

『ひらいて』(「ひらいて」製作委員会)
10月22日(金)より全国ロードショー
http://hiraite-movie.com/

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