昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

紀子さまと奇妙なほどに重なる小室佳代さん55歳の人生 結婚による“階級上昇”と圭さんに託した“ブレない夢”

#2

2021/10/22

 秋篠宮家の長女・眞子さまが、小室圭さんと10月26日に結婚されます。「文藝春秋」は秋篠宮家の内実を報じてきました。エッセイストの酒井順子氏による「紀子さまと小室佳代さん 1966年、丙午生まれの私たち」(「文藝春秋」2021年7月号)を特別に全文公開します。(全2回の2回目/前編から続く)

(※年齢、日付などは掲載当時のまま)

2017年9月3日、婚約内定会見での眞子さまと小室圭さん ©JMPA

◆ ◆ ◆

 小室佳代さんは1966年に生まれ、神奈川県で育ちました。ちなみに8月27日に佳代さんが生まれた15日後の9月11日に、紀子さまは静岡県で誕生しています。

 佳代さんは神奈川県内の短大を卒業し、横浜市役所に勤務する夫と結婚します。第1子である圭さんを出産したのは、紀子さまの第1子出産と同じ1991年の10月ということで、2人の人生は奇妙なほどに重なっているのでした。

ともに1966年生まれの紀子さまと小室佳代さん ©共同通信社/時事通信社

「女子大生ブーム」の到来

 紀子さまの結婚には「早婚」のイメージを当時持ったと書きましたが、佳代さんにとって23歳は、短大を卒業してから3年後。同じ23歳での結婚でも、紀子さまのそれと佳代さんのそれは、多少意味が違っていましょう。

 紀子さまと佳代さんが高校を卒業した当時、女性の4年制大学への進学率は、13.7パーセントでした。同進学率が50パーセント超の現在と比べるとかなり低いのですが、かといってこの頃、美智子さまが大学に進学した当時のように、女子大学生にエリート的なイメージがあった訳ではありません。

 それというのも1980年代には、「女子大生ブーム」と言われる現象がありました。1983年から始まったテレビ番組「オールナイトフジ」では、オールナイターズと称した現役女子大生達がとんねるずにいじられ、ラジオでは文化放送「ミスDJリクエストパレード」で、川島なお美や向井亜紀等の女子大生DJが人気に。「JJ」「CanCam」といった雑誌でも女子大生読者モデル達が活躍。もちろん川嶋紀子さんはそのようなブームとは無縁だったでしょうが、女子大生はぐっとカジュアルな存在となっていました。

 この時代の女子にとっては、短大という進路も、大きな存在感を持っていました。ひのえウーマン達の4年制大学への進学率は前述の通り13.7パーセントでしたが、短大進学率は20.8パーセント。「高卒はちょっとナンだけれど、4年制大学へ行くほどでも……」という人は、短大へ進学したのです。

 その後は人気が下降して数々の短大が廃止され、短大への進学率は激減しました。が、当時の女子にとっては、ほどほど感のある進学先として、短大は人気があったのです。