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変えられなかった浪費癖から一転、3000円投資のスタートに立った主婦の劇的な家計改善

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genre : ライフ, 経済, ライフスタイル, マネー

「なんで私にしわ寄せがくるのよ」36歳妻が正社員→専業主婦で世帯月収半減、赤字転落でも変えない浪費癖

都内在住の30代の夫婦は共働きで手取り世帯月収は60万円近くあったが、育児のため妻は専業主婦に。その影響で月収は半減し、月3万円の赤字に転落。ファイナンシャルプランナーの横山光昭さんは「共働き時代は夫婦別財布で家計管理もせず、それぞれ自由にお金を使っていました。奥さんは専業主婦になってもその支出習慣が抜けなかったことが赤字の主因です」という――。

写真=iStock.com/RyanKing999 ※写真はイメージです - 写真=iStock.com/RyanKing999

月3万円の赤字垂れ流すのに「資産の作り方教えて」の本末転倒

「家計は大丈夫だから、どう投資をすれば資産を作れるのか教えてほしい」

最近、こうした家計相談が増えています。投資に興味が向いている世の中の傾向が色濃く反映されています。投資に興味を持つことはよいと思いますが、家計や貯蓄などの根幹部分を軽視し、資産形成ばかりを考えて、目の前の家計はあまり気にしない偏向を感じるのです。

先日ご相談に来られた都内在住の会社員・金川昌弘さん(38歳・仮名)も、家計(節約)よりも投資を始めることが先、と考えていました。

聞けば、現状では家計は赤字。月の手取り世帯収入34万円に対して、支出はマンションの家賃10万円を含む37万円。ボーナス(年間80万円)で補塡(ほてん)してなんとか回っている状況で、預貯金(120万円)も十分ではないため、万が一、お金が入り用になれば、家計はすぐさまピンチになってしまいそうな状態です。

この状況に危機を感じ、「まずは投資を」と思ったようですが、誰がみても今のまま投資を始めることは絶対にすべきではないのは明らかです。投資で伸ばして帳尻を合わせようという見え見えの意図は極めてリスクが高いです。

赤字の原因は正社員から専業主婦になった妻の浪費にあった

金川さん宅はなぜこのような本末転倒な状況になっているか。

原因は、妻の由紀子さん(36歳・仮名)の退職(正社員)にあるようでした。金川さんご夫婦はもともと共働き。長男(5歳)と長女(1歳)を保育園に預け、由紀子さんも仕事を継続する予定でした。