眞子さまは「どこに行っても楽しむことができる」
仲良しの妹と弟との関係について眞子さまは「妹は年が近いこともあって、年齢を重ねるたびに仲良くなり、今では妹でありながら友人のような関係です。ときには、夜遅くまで二人で話していることもございます。弟は逆に、年は離れておりますけれども、一緒に走り回って鬼ごっこのようなことをしたり、また、最近はいろいろなものに興味があるようで、図鑑に登場する植物や動物などについて話してくれることがございます」と、会見で明らかにしたことがある。
宮さまによると、眞子さまは比較的なんにでも興味を示し、どこに行っても楽しむことができる。植物や樹木の観察が好きな宮さまは、平成19年夏に眞子さまを連れて、マダガスカルに調査に出かけた。高さ約13メートル、幹の周囲が約27メートルもあるバオバブの巨木を宮さまは熱心に観察した。眞子さまも同じ巨木をじっくりと眺め、とても楽しんでいたという。
眞子さまと佳子さまの反抗期
佳子さまは、姉弟よりも宮さまの性格を受け継いでいるという。「子ども三人の中で一番、私に似ています」と、宮さまは私に話した。娘二人とも明るくおおらかな性格で、それぞれ反抗期もあったという。
宮さまは、小さい頃から娘たちのしつけにはとても厳しかった。口よりも先に手が出ることもあった。しかし、歳をとってから生まれた悠仁さまにはそれほど厳しくはない。悪さをしても怒らないものだから、娘たちは「叱れ、叱れ」と、目で促す。「かつてはよく怒る父親でございましたけれども、最近はすっかり丸くなっております」。眞子さまは会見で、こう説明したこともある。
宮さまは生物学的な違い以外は、基本的に男女は平等であるという考え方を貫いている。悠仁さまが生まれ、成長しても「三人の教育方針は変わらない」と、会見で発言し、この考え方は今でも変わらない。会見で悠仁さまの教育方針を聞かれた宮さまは「皇族としての自分の立場も追々自覚し、これは前に娘たちのことでお話ししたこともあったかもしれませんけれども、持ってもらうようになったらと思っております。そのほか、これも上の二人の娘と同じことになりますけれども、自分が関心のあることなどを深めていってくれれば良いなと私は思っております」と語る。
また、女性皇族の役割については、「社会の要請を受けてそれが良いものであればその務めを果たしていく。そういうことだと思うんですね。(略)私は女性皇族、男性皇族という違いは全くないと思っております。ですから、女性皇族だから何かという役割というのは、私は少なくとも公的な活動においては思い当たりません」と、会見で話している。